僕は覚醒剤取締法違反で逮捕された、元教員です。
今朝はとても活動的です。
一つ仕事上のモヤモヤが解決したからだろうと思います。
本当に一つのことに捉われすぎてしんどくなるのは、覚醒剤の後遺症だと思います。
壊れた脳は元には戻らない…
覚醒剤は、脳が萎縮するだとか身体を蝕むだとか勝手にそういうイメージをもっていました。
「ダメ、ゼッタイ」教育の影響でしょう。
だけど、依存症者のほとんどは、普段から異常行動をしているわけではないし、なんなら過度に気遣いしたり周りに合わせようとしたりしてしんどくなっている人が多いように感じます。
怠惰な人もいますが、不器用な努力家も多いです。
だから依存症者だからという色メガネで、人を見ないような世の中になってほしいです。
…というのは、感情論であり実際日本の再犯率で考えたときに薬物関係が大半を占めるという事実からは逃れられません。
それは、たとえ一時的な効果だと分かっていても、現実逃避の方法が脳に刷り込まれているからです。
この部分はアディクトではない人には理解できないことかと思います。
だから、やっぱり僕たちアディクトは、普通だけどどこかおかしい共通点をもっています。
昨日、NAの帰りに一人で回転寿司に行ったのですが、隣の席のおじさんが絶えずタッチパネルを強くたたき、大きな声で鼻唄を歌い、ひたすらアルコールを注文する…という光景を目にしました。
周りから見れば、少し恐怖を感じるレベルです。
店員さんもはじめは「パネルの反応が悪いですか?交換しましょうか?」など声をかけていましたが、次第に恐怖を感じたのかその人から離れていきました。
このように、薬物依存症でなくても(おそらく)、不思議な行動をする人は街の中にあふれているのです。
だから、以前の記事にも書いたけど、何が普通で何が正常でないか…なんて区別できるものではないし、
自分にとっての当たり前が他者の多くから共感されるということを期待するのも、間違いかな?と思います。
人の多くは誰かからの共感を得たい生き物だと思いますけどね。
元々人類学的に、狩猟採集文化で群れを作って生活してきた過程があるのだから。
やっぱり現代社会は生きにくいですね。
普通を追い求めすぎるから。