僕は覚醒剤取締法違反で逮捕された、元教員です。
昨日は母の21回目の命日でした。
仕事も忙しかったし、パートナーにも口に出していないけど、ずっと頭をそのことが渦巻いていました。
母は42歳の若さでこの世を去りました。
当時、僕は中学1年生。
弟も小学生。妹は、小学1年生。
妹は知的障がいなので、母の死を理解できていなかったかと思います。
誰でも幼児期や小学校低学年の記憶なんて、断片的なものです。
僕らは機能不全家族で育ちました。
当時は、そんなに暗い毎日を過ごしていたわけではありません。
仏壇に手を合わせながら毎日メソメソ泣いていたけど、学校も休まず通っていたし、塞ぎ込んで引きこもる…なんてことはなく、日常を取り戻していきました。
祖父が「ごめんな。」と何度も何度も僕たち孫に謝ってきました。
これは祖父が亡くなるまで何年も。
末娘だった母に先立たれる辛さは、計り知れないものがあったことと思います。
命の重みを感じます。
だけど、僕は命を軽んじろうとした。
これだけ家族の死を間近でたくさんみてきたのに。
愛への飢えなのかな?
甘やかされたかったのかな?
…だからなのか、僕は今隙間の時間で高校英語と高校数学の参考書でコツコツ勉強しています?
それが何につながるのかはわかりません。
将来的に塾を開きたいという気持ちがなくはないのです。
実名報道までされた人間が、教育関係の仕事に戻るなんてそんな甘っちょろいものではないかと思います。
ネット社会を生き抜くのは、難しいことです。
ただ、最近とある方のブログで「人生は一度きり」という言葉が妙に心に響いたのです。
今、思いきりません。
でも、それに向けたリサーチや生活環境を整える準備に入ることは働きながらだってできます。
まだまだ僕は生きていくことになると思うからです。
母との年齢差は、どんどん縮まってきました。
だけど、僕はいくつまで生きるかなんてわからない。
これだけ自暴自棄に生きて、長生きするとは思えないけどそんな根拠もない。
だから、やっぱりやりたいことをやらずに終わる人生はイヤだ。
少し子どもじみた主張になってしまいましたが、
自分が活躍できる場がきっとあるはずだ。
今日もがんばろー!