僕は覚醒剤取締法違反で逮捕された、元教員です。









昨日逮捕前の転活の話をしました。


今日は逮捕・判決・釈放後の就活について話します。







薬物の使用や所持で逮捕された場合、原則として公務員は懲戒免職となります。


いわゆるクビです。


退職金は出ません。









それから民間と違い、失業保険もハローワークへの申請ができません。


失業手当は、一応受け取ることができるのですが、僕は申請に手間取り、受給しませんでした。









それ以前に一刻も早く定職に就いて不安を解消したかったのです。









まず、アルバイトから始めようと郵便配達のアルバイトを受けました。正社員登用もあり得るとのことでしたが、即刻落とされました。


それから、楽器店のアルバイトを受けました。

こちらも、ギターの知識がないためか不審がられたのかはわかりませんが落ちました。









次に、就労移行支援の利用を考えました。


就労移行支援事業所とは、うつやその他の事情で就職へのハードルが高い人々がビジネスマナーなどのカリキュラムの受講、資格取得の勉強をしながら再就職を目指す福祉系民間企業です。

一般企業の障害者雇用の求人案内や定着支援などのサポートもあります。










受給者証を申請し、通えることにはなったのですが僕は前年度の収入がそこそこあったため、次に2万以上の支出が発生してしまうことが分かり、断念しました。


スタッフも利用を無理強いしてこないところがとてもありがたかったです。










そこで、とにかく食いつなぐために、出前のアルバイトをしました。


これなら空き時間にうまく収入を得ることができます。









ただ、最近ではバイクで配達する人が多いのですが、僕は自転車での配達のみにしました。


小型二輪までならナンバープレートの付け替えも不要なのですが、僕は250ccのバイクを買い替える気にもなれず、プライベートでも利用するため、商業用のナンバープレートに付け替える気が起こらなかったのです。


まぁ単なるわがままですけどね💦









1か月ほどはそれ中心の生活をしてみましたが、それでも月に稼げて5・6万。


これでは、生活費のカバーができません。










そこで、相談に乗ってもらっていた就労移行支援の仕事の魅力について改めて感じた僕は、福祉系求人サイトを利用することにしました。


今後も障害者福祉の仕事は、需要のあるものだと感じたからです。








それと同時に、運送系の求人サイトにも登録しました。









福祉では面接までこぎ着けたところもあったのですがいずれも、実名を調べられてなかなかうまくいかなかったです。


そんな中、スカウト機能で出てきた近隣の市の無資格でも就職できる数社を受け、その中で通いやすいところを選びました。









そんな僕の転活は、実質2か月でした。


塾のフランチャイズ起業、塾の正社員、さまざま考えましたが結局行動したもの勝ちかと思います。








通院や治療プログラムとの兼ね合いはかなり難しいですが、それでも早退させてもらったり病院の頻度を減らしてうまく調整したりすることで、なんとか問題なく生活できています。








それは彼のサポートがあったから。


厳しい正論を突きつけられることもあるけど、いつも励まし愛を注いでくれるから。








感謝でいっぱいです。