大きい方は「20 天の琴」
強い風が吹き荒れても決して失われず
かえって広がっていくものがあります。
それは「人の徳」です。
風にのって薫る花のように
天の琴の調べのように
小さい方は「28 不動明王」さま。
不動心とは
ありのままを正しく感じる心です。
泥の中から、真理を見出すために
妄想を断ち切る心です。
道にさまよい
道に外れて
道に誤ったとしても
救いの手は差し伸べられます。
光は闇に届き
あなたは、
見守られていたことを知らされるのです。
2つ合わせると
いつからでしょう。
「徳」が「得」に姿を変えたのは。
損得と有徳が混乱しています。
人間には
生まれつき身に備わった
良心へのまなざしがあります。
これがこれが「徳」ということです。
人生は
それを磨き出していく旅と言えるでしょう。
損得ではなく「有徳」を磨き、ありのままを見る眼を養い、怒りを理解に変えていきましょうと。妄想を断ち切れば光は闇に届きますよと。怒りの渦中にいる時は、苛立ちから更に妄想が膨らみ、感謝や愛とは全く真逆の真っ黒い感情に支配されてしまいます。そうすると、すごく自分が不当に扱われて損しているような気分になり、そのエネルギーが同調するものと引き合い、次々と負の連鎖が起こり、益々怒りが納まらない現実を自分で引き寄せ作り上げてしまいます。先ずは気付くところから。思い込みを外して真実を真っ直ぐに見てみたら、相手の立場に立って考えてみたならば、それは仕方ないかもしれない、怒るような事では無いかもしれない。我慢ではなく、理解になると、心はすーっと解けて安らかになるのかもしれないなぁと思います。