大きいほうは「17 水の菩薩」


瓶に注がれれば、瓶の形になり

椀に注がれれば、椀の形になる。


一切の囚われがなければ

いかなるものにも収まって満ち満ちている。


おお、自由なり!


小さいほうは「12 幸花の降る」


当たり前のことに感謝できる心さえあれば

当たり前のことが

とてつもなく幸せに思えてきます。


厳しい試練にあったとしても

生かされていることに感謝。


ただただありがとう。


天上から絶え間なく降り注ぐ

色トリドリの花花。


それを咲かすのも、感謝の心。


2つ合わせると


この世に執着ほど

心を苦しめるものはないでしょう。


捨てれば楽になるのが執着です。


惰性や見栄で集めてきたものを

思い切って手放すのです。


ため込んできた思い込みも。


今まで、珠と石ころを

同じように扱ってきたことにも気づくでしょう。


ひたむきな心は救われます。

救済はひたむきさの中にあるからです。


ひたむきな心は

常に新しく美しく、そして上機嫌でいられます。


そんなところには

向こうから運気がやってきます。


執着から離れて我を外せばとても自由ですよと。苦しむのは執着があるからだと。瓶にも椀にも収まるのは「我」という囚われが無いから。何にでも収まり、いつも上機嫌でいる。キラキラと輝く美しい水のように、カタチなく澱みなく見る人の心を映し出して清らかにできたら素敵です。