大きい方は「29 アイリメンバーユー」


誕生。


懐かしきは遠い日の海の残響、空の残光。

かなたから聞こえくるは


ああ、無数の産声。


小さい方は「21 守護」


あなたはいつ何時も守られています。


あなたというひとりの存在の出現のために

宇宙は途方もない年月

孤独に耐えてきたかもしれません。


膨大な歴史を刻んだすべてのものが

あなたを支えてくれています。


怖がることはありません。

生きていく、それだけでいいのです。


2つ合わせると


心から自分を信じる方法は

胸に手を当てる事です。


心臓の音が手のひらに伝わってきます。

これこそが「在る」という事です。


お金がある、肩書きがある、いい企業にいる、

セレブな暮らしぶり、モテる、有能、みな妄想です。


生きている、生きていく。

それで十分です。


人間の一生で

どれだけの罪を、善行を成し得ようかと

思い至って雲が晴れる一時。


さぁ、


心機一転、生きていきましょう。


この世に存在している、それだけで意味がある、

膨大な歴史があなたを支えているのですよと。自分なんて価値の無い人間だとか、生きていても役に立てないとか、返って迷惑だとか寂しさや孤独感が襲って来る時があります。そういう時は大抵、価値観の違う場所に居る時。「普通はこうでしょ」と「普通」つまり「常識」の似た人同士は心地良いいし、居心地も良い。でも、陥りがちなのは違う意見の方々をよってたかって排除しようとする、いわゆる「イジメ」に似た感覚です。陰陽の法則にも在るように、白黒は表裏一体、二相で一対、両極どちらも無くてはならないのですが「どっちにも良い顔をする」とか「節操が無い」とか。というよりも、どちらかでは無く、本当は一人一人違って当たり前で、それぞれが唯一無二なので「どっちか」に分類されなくてはいけない事自体、おかしいのだと思います。でも日本は「奥ゆかしさの美徳」のような信仰が強いので、個性を発揮する人達に眉を顰める傾向があり、それを共有することによって自分の中の見たく無い感情を正当化しようとします。でも、自分自身はそのザワザワする感情の正体を本当は知っているので、そのアンバランスで体調を崩したりするようです。身体にも心にも自分自身が1番正直に、もし何か違和感を感じるようなら、その奥にある「傷み」は何なのだろう?とそっと向き合ってみる。そんな風に、自分が自分を大切にあつかうことで、どんな感情も大切だと気付いて昇華出来ていくような気がします。さっぱりと顔を洗って窓を開け、新しい爽やかな風を感じたいと思います。