日本の開発能力について | 『粋なオトナになりやしょう』

『粋なオトナになりやしょう』

私、『旅んちゅ・しんちゃん』が
粋なオトナになるための情報や
旅での気付きや学びをお贈り致します。

ちょっと時代をさかのぼります。

かつては、Windows vs Mac 、
少し前にはGoogle vs Yahoo 、
近年ではiPhone vs Android 、

また、

IT関連では、
Microsoft、Apple、Facebook、amazon、Youtube、、、

飲食関連では、
マクドナルド、スターバックス、タリーズコーヒー、コカコーラ、ペプシコ、、、

金融関連では
VISA、Master、Amex、AIG、AIU、アメ保、、、


これらは、いずれもアメリカの会社です。



世の中を席巻しているもののほとんどがアメリカ発信なんじゃないか思うくらい、
クリエイティブなものはやっぱりアメリカが強い印象があります。




それに比べると、日本はどうなんでしょう?





アメリカとの特許戦争に押され気味に見えることから、日本の創造性は低いものだと思われがちですよね。


しかし、この特許紛争は権利主張が当たり前のアメリカと、
他人への介入によりトラブルが生じることを嫌う日本の『事なかれ主義』との間にある文化的相異による側面が強いようです。




昭和15年(1940年)の東京オリンピック(戦争のため中止)で世界初のテレビ本放送を目指した「電子テレビジョン技術」、
夢のオーディオ「コンパクトディスク(CD)」、
世界を席巻するグローバルスタンダード「VHSビデオ規格」、
ホームシアターを実現した「DVDビデオ規格」、
そして世界中で普及しつつある非接触式ICカード「FeLica」など、
これらは、日本発の技術です。



日本オリジナル特許は意外に多く、
世界知的所有権機関(WIPO)の国別の国際特許出願件数は1999年から2005年まで世界一で、現在(2012年データ)も世界第2位です。


確かにパソコン用ソフトウェア戦略では出遅れた感がありますが、
実は日本は早くからソフトウェア技術に注目しており製鉄所や工場プラントなどのプロフェッショナル向けソフトウェアでは現在でも定評があります。


以前、ドイツがハードの力で自動車用エンジンの性能を向上をさせようとしたのに対し、
日本は昭和50年頃よりいち早くソフトウェアを使用した電子制御システムにより、
エンジン性能と燃費向上、そして低公害化を図っており、
現在は言うまでもなく電子制御方式が主流です。

また世界のステレオやテレビ、カーナビ、携帯電話、銀行のATMなど、お馴染みの電子機器の殆どは「TRON」と呼ばれる極めて安定した日本製OS(基本ソフト)により駆動されています。



どうです?
日本の開発能力もあなどれないでしょ?