世界1位のMBA~グローバルパーソンとは?~
~グローバルパーソンとは?~
Open Mind:
ここまで色々なお話うかがってきたんですけども、私たちの最終的な目標というのが、「ひきこもり」が増えているなか、日本に世界のことを伝えて、日本から国際人を輩出していこうということです。なぜ外に出ていかないと思われますか?
小川さん:
語学の壁がまずあるかもしれません。読み書きはできても話せない人が多い。また、日常会話は困らないという方でも、議論、ビジネス交渉、プレゼンテーションになったりするとしどろもどろになってしまう人が多い。これは訓練あるのみですので、できる限り、英語を話す機会を作るしかありません。
また、ビジネスに限って言うと、日本の企業が「国際化」を叫ぶ割には、海外で仕事をできる人間にポストを用意しないという矛盾も原因の一つではないかと考えています。私の経験の範囲ですが、日本の多くの会社が、日本のマーケットに収益を依存していることから、言い換えれば、海外事業の収益が小さいことから、国内事業に携わる人間を偏重する傾向があるように感じます。残念ながら、国際事業勤務 = 出世からは遠ざかる、という構図が出来上がっているのは否めないのではないでしょうか。
秋田さん:
現時点では好みが大きく関係しているのかもしれません。つまり、海外が好きかどうか。今のところは日本の中でも不自由なく過ごせるので、よほどの海外好き、または目的意識が高い人じゃないとコストをかけ、リスクを冒してまで、わざわざ海外に出て行かない。
ただ、低迷する日本や躍進する諸外国の現状を踏まえると、10年20年先には、もしかすると海外に行かないと生きていくのに苦しむ時代がくるかもしれません。そうなったら、海外に出ていくことに対する強烈なインセンティブとなりますね。
小川さん:
MBAに興味があるという人に限って言えば、現時点では、海外に出ていくことが、ある程度、前提になっているかもしれません。したがって、MBAに興味を持ってもらえれば、そのまま、海外に行くようになるかもしれませんね。
日本にもいくつか評価されているMBAのプログラムがあります。アカデミックな点でいえば、世界のトップ校のものとそこまで大きく変わらないかもしれませんが、人的ネットワークの大きさや、経験値という点では、やはり大きな差が出てしまうように感じています。また、ブランドという点でも、日本のプログラムは弱さがあります。したがって、MBAを目指す学生に限って言えば、比較的、海外志向は強いのかもしれませんね。
Open Mind:
実際にロンドンビジネススクールに来ていらっしゃる方は、グローバルリーダーになるために来ていらっしゃると思います。そこでグローバルパーソンっていうことについて、どのようにお考えですか。たとえばどういうスキルが必要でしょう?
秋田さん:
日本にいると日本の楽しみしか知らないけど、でもいざ外に出てみるといろんな世界がひろがっているわけじゃないですか。そういう楽しみを、日本だけではなくて色んなところに持っている人、楽しみを見出せる人ではないでしょうか。スキルについては、言葉も含めて、コミュニケーションスキルは必須でしょう。異文化理解や外に出て行こうとする好奇心が、必要な素質・資質でしょうね。
Open Mindというのはそういう意味では確かにいい言葉かもしれないな。いや、まさにそういうことだと思います。心を、その日本だけじゃなくて、いろんな新しいものに開くことが大事だと思います。
Open Mind:
お話どうもありがとうございました。
Open Mind:
ここまで色々なお話うかがってきたんですけども、私たちの最終的な目標というのが、「ひきこもり」が増えているなか、日本に世界のことを伝えて、日本から国際人を輩出していこうということです。なぜ外に出ていかないと思われますか?
小川さん:
語学の壁がまずあるかもしれません。読み書きはできても話せない人が多い。また、日常会話は困らないという方でも、議論、ビジネス交渉、プレゼンテーションになったりするとしどろもどろになってしまう人が多い。これは訓練あるのみですので、できる限り、英語を話す機会を作るしかありません。
また、ビジネスに限って言うと、日本の企業が「国際化」を叫ぶ割には、海外で仕事をできる人間にポストを用意しないという矛盾も原因の一つではないかと考えています。私の経験の範囲ですが、日本の多くの会社が、日本のマーケットに収益を依存していることから、言い換えれば、海外事業の収益が小さいことから、国内事業に携わる人間を偏重する傾向があるように感じます。残念ながら、国際事業勤務 = 出世からは遠ざかる、という構図が出来上がっているのは否めないのではないでしょうか。
秋田さん:
現時点では好みが大きく関係しているのかもしれません。つまり、海外が好きかどうか。今のところは日本の中でも不自由なく過ごせるので、よほどの海外好き、または目的意識が高い人じゃないとコストをかけ、リスクを冒してまで、わざわざ海外に出て行かない。
ただ、低迷する日本や躍進する諸外国の現状を踏まえると、10年20年先には、もしかすると海外に行かないと生きていくのに苦しむ時代がくるかもしれません。そうなったら、海外に出ていくことに対する強烈なインセンティブとなりますね。
小川さん:
MBAに興味があるという人に限って言えば、現時点では、海外に出ていくことが、ある程度、前提になっているかもしれません。したがって、MBAに興味を持ってもらえれば、そのまま、海外に行くようになるかもしれませんね。
日本にもいくつか評価されているMBAのプログラムがあります。アカデミックな点でいえば、世界のトップ校のものとそこまで大きく変わらないかもしれませんが、人的ネットワークの大きさや、経験値という点では、やはり大きな差が出てしまうように感じています。また、ブランドという点でも、日本のプログラムは弱さがあります。したがって、MBAを目指す学生に限って言えば、比較的、海外志向は強いのかもしれませんね。
Open Mind:
実際にロンドンビジネススクールに来ていらっしゃる方は、グローバルリーダーになるために来ていらっしゃると思います。そこでグローバルパーソンっていうことについて、どのようにお考えですか。たとえばどういうスキルが必要でしょう?
秋田さん:
日本にいると日本の楽しみしか知らないけど、でもいざ外に出てみるといろんな世界がひろがっているわけじゃないですか。そういう楽しみを、日本だけではなくて色んなところに持っている人、楽しみを見出せる人ではないでしょうか。スキルについては、言葉も含めて、コミュニケーションスキルは必須でしょう。異文化理解や外に出て行こうとする好奇心が、必要な素質・資質でしょうね。
Open Mindというのはそういう意味では確かにいい言葉かもしれないな。いや、まさにそういうことだと思います。心を、その日本だけじゃなくて、いろんな新しいものに開くことが大事だと思います。
Open Mind:
お話どうもありがとうございました。