- 「風が吹くとき」という絵本がある。
- 原爆を勉強していた私に、大事な友人がプレゼントしれてくれた本だ。
- 風が吹くとき/レイモンド ブリッグズ
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
仲の良い老夫婦の背後に書かれているのはキノコ雲。
仕事をリタイアして田舎で穏やかに過ごす老夫婦。
ある日、ラジオから
「戦争が勃発。死の灰が降るのでシェルターを」
という放送が流れる。
善良で真摯な旦那さんは州広報の記載にのっとって
手作りのシェルターを作る。
家のドアを外して60度の角度で壁に立てかけ、
放射能をさえぎるために、壁は白く塗る。
そして核爆弾が落ちる前には紙袋の中に入る。
(州広報にそう書いてある)
その後、この夫婦からは遠く離れた場所ではあるが、
核爆弾は炸裂し、死の灰が夫婦のところにも降る。
あくまでも善良で前向きな二人は、
ラジオや電気や水・食料もなくなったなか、
政府の援助隊が来ることを信じている。
吐き気や下痢や出血が続いても、
それが放射能の影響だとはまったく知らずに、
日光浴をしたり雨に降られたりするのだ。
そして政府や救援たちを待ちながら、
神に祈りを捧げ、無言になっていくのだった…。