風が吹くとき」という絵本がある。
原爆を勉強していた私に、大事な友人がプレゼントしれてくれた本だ。
風が吹くとき/レイモンド ブリッグズ
¥1,680
Amazon.co.jp

仲の良い老夫婦の背後に書かれているのはキノコ雲。

仕事をリタイアして田舎で穏やかに過ごす老夫婦。

ある日、ラジオから

戦争が勃発。死の灰が降るのでシェルターを

という放送が流れる。

善良で真摯な旦那さんは州広報の記載にのっとって

手作りのシェルターを作る。

家のドアを外して60度の角度で壁に立てかけ、

放射能をさえぎるために、壁は白く塗る。

そして核爆弾が落ちる前には紙袋の中に入る。

(州広報にそう書いてある)

その後、この夫婦からは遠く離れた場所ではあるが、

核爆弾は炸裂し、死の灰が夫婦のところにも降る。

あくまでも善良で前向きな二人は、

ラジオや電気や水・食料もなくなったなか、

政府の援助隊が来ることを信じている。

吐き気や下痢や出血が続いても、

それが放射能の影響だとはまったく知らずに、

日光浴をしたり雨に降られたりするのだ。

そして政府や救援たちを待ちながら、

神に祈りを捧げ、無言になっていくのだった…。

汚染イネを食べた牛を出荷」のニュースを見ていたら

この絵本のことを思い出した。


私はその農家の方がどうしてそうしてしまったのか

詳細は知らない。


手塩にかけて育てた牛を出荷できないつらさは

私には分からないだろう。


だが原発近くに住む方々はさまざま​な形

(行政の広報誌や宣伝活動)で原発の安全性を

聞かされて生き​てきている。


あえて長崎や広島の大学の先生を呼んで専門委員とし、

原発は安全、放射​能は危険ではないという知識を教えられている。


​の影響による放射能への「軽視」はないだろうか?と思う。



安全神話を作り上げ、都合のいい切り口だけの教育をするということは

​真実を捻じ曲げたということではないのだろうか?


そこに罪は、ないのだろ​うか?


(同時に、何が真実なのか、正しい情報を

見分ける目を持たなければならないと思う)