東日本大震災での震災孤児は、現在のところ82人

地震の起きた時間帯が平日の昼間だったため

ほとんどの親と子どもは別々にいたことだろう。


ちなみに阪神大震災で身寄りを亡くした子どもは68人

両親のどちかを亡くした子どもは332人もいた。


「子どもたちは元気そうにしています」と

被災地の一部の大人は言う。


だが子どもの心には大きなショックが起きていて

それをどうしていいか分からず、明るく振る舞って

いる方が大人を安心させられると思っていることもある。


子どもは大人と違って、自分がOKかどうか、また

どう振る舞えば生きていくために周囲に認められるかを

いつも模索している。


感情を表現する語彙も少ないし、自分だけが恐怖を感じて

いるのではないかという不安感もある。

恐怖や不安感をくちにすることで、周囲の大人に

心配をかけてしまうのではと健気に感じている子もいるだろう。


10才の時に父を病気で亡くした私がそうだったからだ。

葬式では、親類が大勢きたので、喜んではしゃいでいた。


はしゃぐとまではいかなくとも、普通にしていても

子どもの心は間違いなく傷ついている。

それを「まだ子どもだから分からないのかもね」と

思っていては、大きな間違いを犯す。


一人っ子の私は、母が父の看病をするために

親類に預けられ、体調を壊していた。


たまに見舞いに行った時の父のガン末期の様子。

急な容体の悪化による父の臨終の場面。


一人っ子だったためか、「もし母が死んだら」ということを

つねに考えていた。


「一人でも大丈夫」


というのは幼い私の心の口癖だった。


それが私の今の「人生脚本 」に大きく影響を与えていた。

(もちろん親を亡くした人みながそうなるとは限りません)


親の死は、子どもにとっては自分の存在を脅かすもの。

どうやっても心の傷は残るが、最善の対応と心のケアを

施して欲しい。


ただ、その子を一番よく知る両親が亡くなっている場合、

「いつもと様子が違う」の「いつも」がどうなのか分からないのが

難しい問題になるだろう。


睡眠や食欲や体調に気を付け、甘えたりしていないか

寂しそうではないか、おりこう過ぎないか、大人っぽい態度を

取りすぎていないかなどに気を付けて欲しい。


なにか出来ることはないのだろうか。