長渕剛さんの散文詩「復興」の朗読は
静かな強さがありました。
http://www.nagabuchi.or.jp/new_contents/2011/tomorrow/index.html
「憎い 憎い 私は海が憎い」ではじまるこの散文詩。
みゆきさんの「恨みま~す」以来、そんなマイナスイメージで
始まる曲を見たことがありません(小笑)。
愛する家族やその全てを奪い、
取り去った海を憎む気持ちは確かにあるでしょう。
懸命に真摯に小さな幸せを噛みしめ生きていた人たちが
自然の猛威の前に、まるで虫けらのように翻弄されてしまった。
その虫けらはどうしてあの方たちだったのだろう?
この私だって虫けらだ。
「偶有性」(たまたまそうなったが、それが私であっても
あなたである可能性もあった)を考えるとき、
私は私の小さな欠片をも失ったのだと感じる。
被害に遭った方、命からがら助かった方、運よく免れた方、
そしてテレビでそれを見ていた人に何の違いがあったんだ?
私は今、安全な場所にいながらではあるが、
それをこそ海に、問いかけてみたい。