戦後、工場で電球を磨く仕事の人がいた。
「毎日毎日、こんな電球を磨いて…」
そんな不満があった。
そこへある男性が来て言った。
「えぇ仕事やなぁ」
「こんな仕事、退屈だし誰にでもできる!」
そう男性は答えた。
「この電球は暗い町に明かりを灯す。
夜に自宅に帰る女性は灯りのおかげで
怖い思いをせずに済む。
子どもたちも夜になったら寝るだけやのに、
灯りがあれば読みたい本も読めるようになるんや。
あんたはそんな人の幸せを作る仕事をしているんや」
そういわれて、働く男は感激をして涙を流したらしい。
「えぇ仕事やな」と声をかけた男性は
その工場の松下電器の創業者・松下幸之助さんであった。
電気は本当に有難い。
町が暗ければ、夜は何もできなくなるし、治安によくない。
それどころか現代では、電気がなければ電話も
つながらないし、水さえ出ないところもある。
エアコンも使えないし、電車もバスも走れない。
電気がないと出来ないことは、山ほどある。
(このインターネットだってそうだし、
ディズニーランドも計画停電で再開できない)
でもその電気に、私たちは
心から感謝したことがあっただろうか。
電気の存在を当たり前だと思い、
電気料金のみに関心を持つことで
なにかを忘れていなかったか
原発に心があるならば
人の酷使と突然の地震に
同じように傷ついているのかもしれない
放射線が危険であることを知っていながら
人はそれらを作り続け、
今は世界中の心配の種と憂いている。
すべての物質が振動するならば
あの怒りと悲しみの暴走に
愛と感謝の振動は届かないだろうか。