老人の痴呆には、落ち着きのなさや徘徊、物忘れなど
色々な症状があると聞くが、それは人生の帳尻合わせを
しているのだとなにかで読んだ。
たとえば食事をしたことを忘れて食べ続ける方は
昔、食べ物に困った時期があったとか、
徘徊するお年寄りは自由がなかったために
外を歩き回ってしまうんだとか。
私たちは血行が悪くなれば自然に伸びをするし、
地球だって地層のズレを直すために地震を起こす。
人は自分のバランスの取り方を
本来知っているものだ、と考えればなんとも
頷ける話しではある。
時にお年寄りは、事実ではないのに
「財布がなくなった」「○○が盗んだ」と
言って騒ぐことがある。
その○○はたいてい、自分が世話になっている人だとか。
(実は私も過去に、その現状をよく見ていたことがある)
そのことも、お年寄りご自身が人の世話にはなって
自分の立場が低くなったために、
世話になっている人の立場を下げることによって
自分の地位やプライドを守ろうとするのだとか。
老人心理を本格的に学んだことはないので
真偽は定かではないが、年寄を抱えるわが身と
しては、納得できるものがある。
人はいつも自分の味方で、
自分自身を守るために無意識の行動を起こすのだろう。
でも、それでいいのだと思う。