「カリスマ美容師ブーム」の真っ最中でした。
テレビや雑誌で取り上げられるのはもう日常の事で、
中には「全国ツアー」や「武道館ライブ」をやるサロンまで。
異常な盛り上がりをしていたもんです。
その影響もあり、美容学校生の子達はこぞって「青山」
「原宿」近辺のサロンへの就職を目指し、地元サロンでの
就職を考える子は少なかった時代です。
当然のように美容業界では「青山」あたりに出店する事がステ
イタスのような風潮もあり、そのエリアに出店すると本体のサロン
(うちで言えばroughやfit)まで人気が出るという効果も現にあり
ました。 実際の例で言えば、大分で5店舗展開している美容室が
青山のワンルームマンションのセット面2面、シャンプー台1台とい
う、ミニマムなサロンを出店したところ、地元大分ではテレビ局が
取材にくるわ、雑誌では「あの青山に進出!」みたいに取り上げられ
るわ。 その影響で一躍人気店になったそうです。
ちなみに青山店はほとんどお客様はいらっしゃらなかったそうですが。
まさに「美容バブル」全快の時代でしたね。
が、が、が,,,,,
厚生労働省から発表された2005年の「全国美容所状況」の報告
によると、2005年の一年間の間の美容室の増加率はなんと、
110%!
全国トータルで213,313件の美容室が存在しているんです。
よく分からないですよね?
分かり易く言えば、そこら辺にある『信号機』の数より多いって計算
になるんですよ!! ビックリじゃないっすか?
さらに地域で見て行くとおもしろい現象が。
東京での増加数は昨年より247件増えて17,178件に。
我が神奈川では32件増えて9,759件に
(*上記の数字は増減のトータルです)
店舗の増加数では東京の方が上ですね。
ところが、美容師の人数を見てみると、、、、、
東京 2,001人増の47,956人
神奈川 1,233人増の24,944人。
こうやって見ると美容師さんの「東京志向」にある程度落ち
着きが出たのが見て取れますね。
という事は今まで無条件に東京へ流れていた美容師さんが
地元で就職するという選択肢に目を向け始めた現れなんで
しょうね。
これは私たち地方で美容室を運営する者にとっては喜ばしい
ことです。
野球で言えば「メジャーリーグ流出に歯止め」って感じかな?
とにかくいい人材を獲得しやすい状況になりつつあるという事
でしょうか?

なんか、今日はいつになく真面目で、やけに長くなってしまった。
さぁ、明日からはブライダル事業の関係でグァムに4日間の出張
だ! 仕事で初の海外出張っっっ^^
楽しんで.... いやいや。 しっかり仕事してきまっす。
