建築とアート | オープングラス社長blog

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横浜でそんな美容室を目指して頑張っています。

9月28日から12月18日まで横浜の山下埠頭を舞台にした

現代アート展「横浜トリエンナーレ」 が開催中です。


まだ本会場にはいってないのですが、その関連イベントに参加して

来ました。


建築家の「安藤忠雄」氏とベネッセコーポレーションの会長「福武総一郎」氏

を迎えてのシンポジウム「建築とアート」です。


安藤氏を生で見るのは今回が初めて。

個人的に建築物は好きで、地元に帰った時も香川県にある直島プロジェクト

も見に行って来ました。

前回訪れた時にはまだ「地中美術館」 が完成しておらず、次に帰った時には

必ずリベンジしてきます!



で、イメージ的には気難しい、あまり喋らない方なのかな?って思ってましたが、

なんのなんの、さすが大阪出身だけあって、喋りはかなりうまく、細かい笑いも

しっかり押さえた内容でかなり楽しませて頂きました。


そのお話の中で非常に興味深かったのが、



「現代の人は好奇心が薄くなってきている。 自分の理解出来ないものに出会っ

た時に排除しようとする傾向にあり、なぜそうなんだろう? どうしてなんだろう?

と考えなくなっている。」


とおっしゃった事でした。


今回の例で言えば意味不明なアートの展示物があったとする。

ある人は「ヘンなの。 よく分かんね~」と思い、

ある人は「なぜこの形にしたんだろう?」と考える。


これはアートに限ったことではないでしょう。

対人関係に置き換えても、自分の考えと少しでも違うと思えば関わりを持たない

ようにしようとする。

つまり一定の思考の枠を超えられなくなってきているのだと思います。


そして福武氏の言葉で心を惹かれたのは


「常識を疑え」でした。 よく聞く言葉ですが意外に出来ないことですよね。

つい、「普通そうはしないでしょ。」とか「そんなやり方は聞いたことがない。」

と新しいことを否定してしまいますが、イコール、普通以上にはなれない

ってことですし、既存のやり方以外は出来ないって言ってるようなものですね。


まだまだ為になる事はたくさんおっしゃってましたが、この辺で。

余談ですがベネッセコーポレーションの前身である福武書店は我が実家の

岡山が発祥の地であります。 地元では昔から有名でした。

今や大企業ですもんね。 すばらしい!


本会場に行ったらまた記事にしますね!