リターン率の誤解 | オープングラス社長blog

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上手な美容師である前に優しい美容師である!

横浜でそんな美容室を目指して頑張っています。

美容師さんのように直接お客様から指名を頂いている職業の場合
『リターン率』がクローズアップされます。
簡単に言えば新規のお客様が10人来店され、一定期間の間に何人
のお客様が再来店して頂けるか?を数値で表したものですね。

この場合一定期間の間に4名の方に再来店して頂いたとします。
当然リターン率は40%、失客率が60%ですね。
店舗に立地条件によって適正数値が分かれるんですが、問題はこの
中身の捉え方(誤解)にあるんです。

リターンして頂いた40%のお客様は満足してくれたから再来店してもらえた。
失客した60%のお客様には満足して頂けなかった。
単純に考えればこういう事です。

が!! この考えに大きな間違いがあるんです。
リターンして頂いている40%のお客様が大満足して再来店してもらってると
思いがちですが、実は40%のお客様の心の本音は
60%の満足と40%の不満(問題)を抱えながら「ま、もう1回言ってみるか」
と思っての再来店であるという点です。


これは自分がお客の立場になってみるとよく分かりますね。
心の底から感動して再来店しているお店がどれだけあるでしょうか?
そんなに無くないですか?

てことは40%の再来されたお客様の40%の不満(問題)を今回のサービス
でほんのちょっとでも減らせないとリターン率がさらに下がる結果は目に見え
てますね。


つまりどれだけ表面に現れた数値の裏側に隠された本音を読み取るかで、
後の結果が大幅に変わって行くという事です。
言うのは簡単ですが、特に美容師さんは数字管理が嫌いな(もしくは、それ自
体を否定する)人が多いんです。
売り上げや利益率アップとかの施策をしているサロンを否定的な目で見たり。

別に金儲け主義で動いてるわけじゃなく、一事業を遂行する上で当然考える
べきことで、避けて通れないセクションだと思うんですがね~。

別に人それぞれの考え方があるからいいんですけど.....

ま、がんばります!