若かりし頃は夜な夜な走りに出掛け、警察の方に追いかけ回されたり、
箱根の山でクラッシュして時速30キロで6時間かけて横浜まで帰って
きたり....
車の改造費にその車がもう1台買えるほどお金をかけたり。
いろいろです。
今となってはいい思い出すが。
で、そんな車好きな私がよく読む漫画の一つが「湾岸ミッドナイト」
首都高を舞台にした最高速を目指す主人公と、それをとりまく人達の
人間ドラマなのですが。
この漫画、ただの漫画ではなく登場人物たちのセリフが非常に興味深い!
「目に見える形、耳に聞こえる声。 いつもそこでしか判断できなかった。
分かってくれないと思うばかりで、分かろうとはしていなかった
してもらうのをいつも待っていた。」
「仕事はいつも妥協との戦いだ。
潤沢の資金と開発期間、優秀なスタッフがそろっていれば、いい物は
作り上げる事は可能だ。
しかし現実は全ての面において制約があり、どこかで妥協せざるを得
ない事が往々にしてある。
でも、その中で、その妥協点を少しでも高く、昨日より高くする努力を
続けてきたのは事実だ。
それこそが私のプライドそのものである。」
う~ん。
深いですね~。
これはどの職業においても同じ事が言えるんじゃないでしょうか?
美容師に置き換えると、
現在12時。 お客様はカットを希望されています。
でもその方は急いでいるらしく12時半にはお店を出たいそうです。
通常私たちのお店ではカットの場合、入店から退店までの目安は約1時間。
30分では到底、通常のクオリティーを提供する事は出来なそうです。
ここが問題。
単純に考えると半分の時間で完了しないといけない場合、納期が短い
という事ですよね。
クオリティーが30%程落ちたとします。
でも落ちた30%問題なのではなく、提供した70%の作品が
ユーザーの方に満足がいくものかどうか? という点が大切だと思うのです。
これは根本的なポテンシャルがどこにあるか? という本質ですね。
お客様が「お金と時間はいくらかかってもいい」とはおっしゃってはくれません。
当然です。
みんなroughやfitに合わせて生活をしているのではなく、生活の一部として
利用して頂いているのですから。
その時ポテンシャルが高くなければ、状況に応じたサービス、クオリティーは
提供できずに、お客様の期待を裏切る結果になるんでしょうね。
(注)上記は一例です! 30分で仕上がりまでというのは現実的ではないので
すが、分かり易くするために例を出させて頂きました。
ポテンシャルアップその1

ポテンシャルアップその2
