医療制度改革 | 目は明けてからものを言え!!

医療制度改革

今週は、現在検討中の、医療制度改革について考えてみたいと思います。


政府・与党は11月10日、医療制度改革大綱について、


保険免責制の導入を見送る方向で調整に入りました。


保険免責制とは、外来患者が診療を受ける際に


一定割合を保険対象外として、負担する制度です。


保険免責制が導入されれば、国からの医療給付費を減らすことができます。


しかし、与党や日本医師会、労働界などから、


「必要不可欠な医療に保険を適用するという公的保険制度の原則に反する」


という反対意見が噴出し、今回の医療制度改革では


見送られる空気が濃厚になってきました。


今後は、高齢者負担の増加、診療報酬引き下げなどを中心に


医療費抑制を図っていくようです。


◆ 今週の一問◆
医療制度改革について、日本医師会は3%以上の診療報酬引き上げを求めています。
一方、自民党は大幅な医療費の引き下げも検討しています。
高齢化による医療費増大が一つの理由ですが、それ以外の理由もあります。
それはなんでしょうか?考えてみてください。