汐梨、風人、ひかる、尾崎、翔多、結実子、椿、梢、遥、新、
10人の若者のストーリー
タイトル作は最後から二番目に収録
読モをするほど行動的な双子の姉に引け目を感じる二浪の妹が
姉に変装して挑んだ映画の撮影を通し、「もういちど生まれる」
オレって何もの?
私って何もの?
そんな葛藤をする
それが二十歳のころ
そんな時が誰にでもある
それにしても、朝井リョウさんはこの年代の子を
鋭く突き刺すよね
読んでて辛い
若年性アルツハイマーを発症した広告代理店部長のはなし
同じような年齢のため、前半のサラリーマン時代の苦しい日々は読んでいて辛く
徐々に記憶が溶けていくさまは、自分のことのように恐怖を感じた
そして、窯場まで迎えに来た妻と再会したラスト3ページは
涙
記憶が消えても、
私が過ごしてきた日々が消えるわけじゃない
私が失った記憶は
私と同じ日々を過ごしてきた人たちの中に
残っている
渡辺謙プロデュース/主演で映画になっていた
サントラ
妻が植物人間の上司と不倫している女性、
交通事故で死んだ兄の死に苦しむいとことに寄り添う女性
男を取り合った女が急に懐かしくなり霊媒師のマスターのところへ行って再会した女性
そんな三つのストーリーに共通するのは「眠り」
いわゆる「夜」以外に眠ることは「悪」とされることが多いが、
ここでは、昼間に眠ることも、大切なこととして扱われ、眠りたければ眠ればいい
そんな位置づけに書いてある
人生に疲れたなら、まず眠りなさい
そんなことかな
ふたりの二世信者のはなし
宗教絡みで政治家を殺した二世信者と
知らずに入信していたが、脱会をしようとする新人小説家の二世信者
フィクションとノンフィクションで進めるストーリー
何度も読み返しては新たな発見のある奥の深い作品
一回読んだだけではすべてを理解できず、大勢に理解されることは難しい
本屋大賞であまり上位に入らなかったのはそんな理由ではと想像する
読後メモ
殺人動機は彼女を守るため、殺人を犯さないように先に自分が殺人を実行した
父・暁良の遺書がワープロに残っていたはずだが、なんと書いてあったか不明
母・晴香の入信目的は、夫・暁良の無念を晴らすため
小説家の名前は星賀(せいか)、暁の母の名前も晴香(せいか)この意味は?
帯に「ただ星を守りたかっただけ」って答えをここに書いていいのか?




