先日、久しぶりにギターの相方だったK君から電話があった。
俺「どしたん?この前ぶりじゃん、元気にしとる?」
K「元気だよ。ギター居酒屋ってとこ見つけたから、一緒に遊びに行こうと思って誘ってみた。そこギターが置いてあってライブみたいなのがあったり、客が弾いたり出来るんだよ。」
俺「いいね~、面白そうじゃん。いついく?」
こんなやり取りがあって、今日の夜に行くことになっていた。
が・・・当日になってK君から昼休みにこんなメールが・・・↓
「ごめん、会社のバレー大会が今日あるの忘れてた。明日じゃだめかな?」
別にそれならしょうがないと思って、25日に約束を変更した。
でも、正直心と体はギターを弾くモードになっていた。
仕事が終わり、夕飯を作りながらぼんやりと思った。
・・・久しぶりに街にギターでも弾きに出てみるか!
というわけで、K君に触発された形で、今日は原付にギターを積んで街に出発した。
友達とのメールに手間取って準備が遅くなったので、アーケードまで行かずにJR駅前の地下道でやることに決定。
平日だけあって他にギタリストはいない。地下道の真ん中付近の壁際に荷物を置いて指慣らしにソロギターでグリーン・スリーブスを弾く。指慣らしも終わり、新しく仕入れた福山君の唄でもやるかな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:・・・なんて思ってると携帯にメールが・・・。
モトカノから・・・なわけはないw 友達からだった。メールはすぐに返信・・・と思って携帯をピコピコしてると、通りすがりの人に声をかけられた。
通りすがりの人「どんな曲やってるの?」
いかにもギタリストなオーラを身にまとった人だった。そんな人に、俺のしょぼい福山雅治はきかせられねぇ!と思って「今、練習中なんで、練習つんだら聞いてください。」と返事した。
「あそう・・・残念だなぁ。じゃあ、練習しといてね。」そう言って、彼は立ち去っていった。
が・・・、5分もたたぬうちに戻ってくるその人Σ(゚д゚;) 早いよ!
で、コーヒー差し入れしてくれた。
通りすがり「何かやってよ。」
もう断れない・・・どうせ歌いたい気分だったしと思って、一曲披露した。
ゆずの「雨と泪」、大好きな曲。なおかつ、弾きなれた曲。
通りすがり「十分うまいよ。特にBmが上手。」
・・・BやCmのバレーコードに苦手意識のある自分には意外な評価だった。
通りすがり「バレーしてるときの親指の位置が良い。その位置で押さえるのが一番バランスよく弦を押さえることが出来る。」
・・・そうなの?
通りすがり「そこみてダメだったらとっとと立ち去ってる。ずっとコードストロークだけやってるの?」
俺「ストロークだけでも奥深いし十分だと思うけど、最近は自分的に幅を出そうと思ってソロギターに走りかけですね。やっぱり途中でアドリブとか入れられるようになりたいし。」
そういってタブ譜を見せたら大笑いされた。
通りすがり「そんなものに頼らないで耳コピしなきゃ!」
俺「まじっすか!でも、他にもスケール覚えたりしたけどそれだけじゃどう使っていいかわかんなくて。自分の引き出しを増やそうと思って始めたんですよ。」
通りすがり「俺、普通はこうやって弾き語り見つけても座り込んだりしないんだけど、教えてやるよ。」
話を聞いてみると出身はここだけどN在住の人で、明日の夕方には帰ってしまうそうだ。
そうして、期せずして深夜のギター教室が始まった。
基礎的な理論から、今日はこれだけは覚えて帰れってとこまで。ほんの数手だけど教えてもらえて充実した弾き語りとなった。
そして、そのまま意気投合して、話は政治や日本の海外の支援活動、映画や女の話にまで広がって行った。
そして、通りすがりさんの好きな女性の話になった。
通りすがり「俺にも好きな女がいてね。手も握ってないんだけど、そいつが困ってたら何をおいても助けたいって思う人なんだ。」
俺「へ~、そんなに良い女なんすか?」
通りすがり「うん。この街の○○ってとこにある△△って喫茶店で働いてるんだけどね。」
俺「・・・それって□□のとこの左にある店じゃ?俺、そこの向かいのマンションの隣に住んでるんですよ。奇遇ですね、そんなに良い女がいるのなら、こんど行ってみます。近所だし。」
通りすがり「まじで!?そうなの!?Σ(゚д゚;) たまたま俺がこの地下道を歩いて、珍しく弾き語りに立ち寄ったら・・・。○○ちゃんの店の50メートルも離れてないとこの住人かい。」
俺「ホント奇遇ですね。」
たまたまK君にギター居酒屋に誘われてギター弾く気満々になって。たまたまそれをキャンセルされて。たまたま遅い時間に地下道でギター弾くことになって。たまたま仕事でNから来てた通りすがりさんが、たまたまホテルから牛丼屋を見つけ。たまたま牛丼屋へ行く途中に地下道を通って、そこでギター抱えて携帯いじってた俺になんか興味を持って・・・。
いくつかの偶然の果てにギターを通じてなかよくなったら、俺が通りすがりさんの意中の女性の働く店のホントにご近所さんだった。
なんか不思議だね~って話になって、通りすがりさんからその女性に渡してくれってあるものを託った。何をあずかったかは内緒。
「自分で渡した方がよくない?」って言ったけど、お前が渡してくれの一点張り。
結局、2時間以上話し込んでサヨナラをした。
今度の日曜日、その店に行ってその女性に通りすがりさん(結局名前も聞いてない)から預かったものを渡すつもり。



