わたしが
教員として働いていたとき
お子さんとのかかわりが
「うまくいかなかった」と
感じたときのことを
振り返ると
何かを主張したときに
それを
わがままとして
とらえることが
多かったなと思う。
特にお子さんが
自分の思い通りに
ならないとき。
お子さん主導ではなく
完全に自分主導に
しようとしていたなぁ。
そして
自分のかかわりを
どう変えたらいいのかも
わからなかった。
だからずっと苦しかった。
苦しかったけど
人に指摘されるのも嫌で
長年
誰にも相談できなかった
でも
いよいよ同僚（先輩）から
呼び出されて言われた。
一生懸命関わっているのは
わかるけど
見ていて誤解を生む関わりに
なっているかもよって。
参観日のときに見ていた
保護者から
わたしのかかわりについて
指摘があったのだ。
しんどかったけど
認めざるを得なかった。
それが一つの
きっかけになった。
自分のかかわりを
変えようと思った。
そこからだ。
お子さんの行動に
いちいち反応
しないようにした。
（特に注意喚起の行動）
一つの行動に
固執しているように
見えるときには
お子さんをよく観察して
行動が切り替わる
きっかけを見つけて
次の行動に誘うようにした。
などなど。
最初はうまくいかなかったけど
少しずつ
自分の中に余裕が出てきた。
そして
教育現場から
離れていた数年間で
自分の声を
丁寧に聴くようになって
しばらくぶりに現場に
戻ってみたら
さらに
お子さんの声を
聴こうとできる
余裕がある自分に
なっていた。
年を追うごとに
からだは動かなくなるけど笑
心はお子さんに
向くようになった♫
ちなみに
今日は
お子さんのトイレ介助に
入ったのですが
↑
ちなみに彼女は
一日紙パンツ使っていて
定時排泄を促してます。
いつも使っている便座ではなく
違う便座がいい！
と
主張するお子さん。
ほんとは
いつも使っている便座の方が
からだのサイズに合ってるし
彼女が使いたい便座は
小さいので
えー
こっちにしようよー
と言ってみたんだけど
納得せず(^◇^;)
しょうがないなぁー
と言いながら
小さな便座に向かいました笑
そうしたら
やっぱり満たされるのか
トイレで用を足せるんだよね。
そして
○ちゃん
トイレでおしっこできた！
はなまるー
えらーい！
と
ほめると
とても
満たされた顔をする。
自分で手をパチパチと叩く。
昔のわたしなら
絶対ダメって言って
大きい便座に誘おうとして
お子さんと
一悶着あっただろうな。
お子さんが
主張することって
意味があることだと
今のわたしは
思うんだよね。
だから
小さなことでも
お子さんの選択を
大事にしたいと思う。
それが
彼ら自身を成長させることに
なるから。
なぜ昔のわたしが
お子さんの主張より
自分の主張を通そうと
したかといえば
最初に書いた
自分に余裕がなくて
自分主導にしたかった
という他に
わたしの提示した選択の方が
結局は
お子さんのためになると
思いこんでたからなのだ。
遠回りさせたくなかった
というのもある。
こっちの方が
うまくいくよっていう
ルートを
教え込みたかったのだ。
でも
これってわたしのエゴ。
結局は
お子さんの選択の機会を
奪っているんだよね。
いろんな年代のお子さんと
付き合ってみて
あらためて思うんだけど
小さい頃から
選択を自分自身でするように
尊重されてきたお子さんは
自分の選択が
自分の今とつながってるって
納得できると思うのだ。
たとえその選択が
自分の納得いく内容では
なかったとしても
それは自分の選択が
自分の予想と違ったからで
誰も責められないんだよって
学んでいくと思う。
選択っていうものは
回数を重ねれば
どんどん上達していくから
最初は
遠回りしたとしても
あまり関係ないんだろうな。
大人が
「いらんこと」
しなくていいのだ。
どんなに障がいが重かろうと
自分で決めて
進んで行けるように
必要なサポートが
できたら良いですね。