人の話を聞くためには まずは自分。 | 自閉症、発達障がいのお子さんの気持ちがわかるキネシオロジー

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言葉が遅い、出てこない、話すのが苦手!でも、お子さんは伝えたい言葉をもっていて、それを伝えようとしています。その言葉を受信するには、まずはかかわる人が、素直に受けとめる準備をすること♪自分と仲良くなるセラピーを提供しています。

特別支援学校でのバイトも
ようやく3日目。

まだまだ慣れませんが
お子さんの声を
ていねいに聞き取ることに
集中しています。

数年前までのわたしは
人にどう思われるかばかり
考えていたから

たとえば
声が聞き取りにくいときも
聞き返すようなことが
できなかったんだよね。

せっかく
話してくれてるのに
聞き返すのが悪い気がして。

でも
わたしは
空気の読み取りには
敏感な方なので

なんとなく
こういうことかな?
推測して返事したりしてた。

それが
間違ってることも
あまりなかったから
自分がそう思い込んでたのも
あるかもですが

それをずーっと
無意識に続けてきたんだけど

昨日お子さんと
関わっていて

そういう
適当に推測した返事を
しなくなっている、
できなくなっている
自分に気がついたよ。

めちゃ
ちっちゃな声だから
聞き取れなかったけど

ごめん
もっかいお話してくれる?
聞こえなかった。

お子さんに
言っておりました。

そしたらそのお子さんは
少し音量を上げて
話してくれた。

また
障がいの影響で
余計に聞き取りにくい音(おん)も
あるから

わたしが繰り返して
これで合ってる?と聞いても
違っていたりして
それで
何回かお話してくれて

ようやく伝わったーおねがい

クラスのお子さんの名前を
言っていたのだ。

一回で聞き取れなくてごめんね、
と思いつつも
聞き取ろうとしてよかった
聞き返してみてよかった
そう思えました。

考えてみたら
適当に返事するって
めちゃ失礼なことです。

思えば

障がいを持っている方は
何回も聞き返されたりすると
自信を失って
しまうんじゃないか?

それはかわいそう。

そんなふうに
わたしは
勝手に思い込み
勝手に決めていました。

成功させることに
こだわっていたかも。
職業病でもあるかもね

でもね

そうやって
勝手に思いこまれて
関わられることは

彼らが社会に
出たときのことを
考えてみたら
彼らを困らせることに
なるんじゃないかな。

自己肯定感を
育てるというのは
大事なことなんだけど

社会に出たときのことまで
考えると
あれこれお膳立てせずに
フラットに
かかわりをもった方が
いい場合もあるなと思う。

その兼ね合いが難しい。

自己肯定感を重視するあまり
学校で「できること」を
いくら増やしても
社会に出てから
その「できること」
般化できなかったら
その子にとっては失礼な話。

ましてや
支援者の自己満足に
終わっていたら
切なすぎる。

去年まで
ちょっとだけ
学校卒業間近のお子さんと
かかわっていたので
余計にそう思う。

昔の自分を思い出したら
耳が痛いので
もう終わるけど笑

障がいを持っている
持っていないにかかわらず
子育てでもなんでもそうだけど

そのかかわりの対象となる方を
大切にしたいと思うなら

まずは自分。

自分の声に耳を済ませること。

じゃないと
人の声なんか
絶対に入ってこないからねキョロキョロ

支援のお仕事に
入っている方は
大切にしてほしいなと思う。

今のバイト先では
みなさん
聞き取りが上手だし
自分の声を大切に
されているんだろうなと
毎日学ばせて
いただくことばかりです。

ありがとうございます爆笑