ある日の
バイト先での話。
スタッフさんが
Aさんと
曲を練習するために
電子ピアノを持ってきて
お部屋で音を奏でていました。
食事を終えたBさんと
わたしが
その場面に遭遇しました。
Bさんは
いつもは
お部屋にいることより
あちこちお散歩したい方
なのですが
この日は
キーボードのそばに行って
スタッフさんとAさんが
キーボードを弾くのを
じっと見つめていました。
音楽が好きだというのは
なんとなくわかっていたから
たぶん楽しい気持ちに
なったんでしょうね。
で
その様子を見たわたし
スタッフさんと
Aさんがいなくなったので
キーボードを弾き始めました。
なぜならBさんは
普段は手指を
口の中に入れてしまい
手を使うことが
ほとんどないので
興味があるものに
手を伸ばしてくれたらいいな。
という
もと教員の思惑というか
下心があったりして笑笑。
なので
Bさんの好きな
アンパンマンの曲を
弾いたりしてみました。
ところが
Bさんは
そんなわたしの思惑を
見透かしたように笑笑
「そんなにね
好きだからって
近づいたりしないよ〜
もう〜
岡田さんは
浅はかなんだから〜」
とばかりに笑
お部屋にはいるけど
一定の間隔を開けて
近寄ってはきませんでした。
そんなBさんが
素敵だな〜
と思いました。
でも
気にはなっているようで
わたしが
彼女の手をとって
鍵盤に触れさせると
何回か
軽やかな音を出して
で
終わり笑
きっと
Bさんは
わたしに
おつきあいしてくれたのだと
思います。
昔のわたしなら
なんでこちらの思惑に
のってくれないのー!
と
面白くない気持ちに
なったと思うけど
気になるからといって
すぐに手を出したりしない
Bさんが
今はステキに思えます^ ^
それは
自分をしっかり
もっているからこそ。
なんか
たのしいです♬♬