なんか夏ももう終わりに近づいてきましたね。
ひと雨ごとに涼しくなるのを
寂しく感じるこの頃です![]()
PCの中を整理していたら見つけた数年前の文章。
前にもあげたのかな?
コロナ前の話
よければばお読みください。
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出張の日の朝は慌ただしい。
子供達のご飯を作り
ゴミ出しをして洗濯物を干して
親戚のおばさんに置手紙をして
家を飛び出る![]()
飛行機にのってやっと初めて座る。
私から2つおいて窓側に座っている
男性が青い空を眺めていた。
彼は40歳くらい。
頭を短く刈り上げラフな格好をしていた。
CAさんがお茶をもってきてくれた。
男性は、お茶はいらないけど機内ショッピングが
あるかとCAさんに尋ねた。
コロナ前は機内ショッピングのための
カタログがありました。
今はもうなくなってしまいましたが。
CAさんがカタログを開いて
男性の前に広げて見せました。
機内ショッピングをしたことのない私は
横目でちらちらと何を買うのかな?と見ていた。
彼は、商品についてたくさんの質問をしていた。
色は?
形は?
大きさは?
私は、いったい何を買うのかな?
とても神経質な方なのかな?
と会話を聞いて思いを巡らせていた。
話の中で彼はアクセサリーを
買ったのがわかった。
ふと、男性の前の座席のポケットに目をやると
折りたたまれた白い杖が入っていた・・・・・・。
到着ロビーを出て椅子に腰かけていたら
先ほどの男性が白い杖を手にし
その腕を女性に支えられて
歩いて行く姿が目にとまった。
とてもしっかりしていそうな
ポニーテールの女性
道に迷ったのか二人は
そのあと何度も私の前を横切った。
二人の足取りはとてもしっかりしていて
彼女が彼の耳元で何かを話していた。
二人ともおだやかな表情をしていた。
その姿は、とてもほほえましかった。
きっと、彼は彼女へ「機内ショッピング」で
プレゼントを買ったのだろう。
ネックレスかブレスレット。
彼女が箱を開けた時、彼女は喜び
そして、彼はその声を聴いてほほ笑むだろう。
彼女ためにしたたくさんの質問・・・・・・・。
彼は、彼女に似合うのか
想像をめぐらしたのだろう。
椅子に腰かけたまま二人のことを想像していたら
幸せな気持ちでいっぱいになった。
