他人が羨ましい① ~友人の活躍が気にかかるとき~
の続き...
私が、
『自分だけ取り残されて行く』ような感覚を強くを持つようになった原因は、
幼少期にありました。
どういう事かというと、
私の幼少期は、我慢と怒られる事の連続でした。
両親はとても厳しく、いつも怒られていた記憶が強く残っていました。
特に母親は、教育ママで、子どもには好きでたまらないテレビすら自由に
見せてもらえませんでした。
子どもにとって、親は愛する存在で絶対的権威の人です。
そんな人から怒られてばかりだと、言語・非言語で
「お前はダメな奴だ」
「お前に大した事は出来ない」
と言われている様に感じ(捉える・受け取る)て
子どもは自分の事を「僕はダメな奴」と思い込んでしまうのです。
そうして、
『自分は重要な存在ではない』/
『(何かができる自分には価値があるが、)ありのままの自分には価値がない』
という、思い込み(リミッティング・ビリーフ)が刷り込まれます。
そういう家庭環境の中で、私は
「失敗したら怒られる」
「失敗しない様に、失敗しない様に」
と思うと何も手につかなかったり、何かをやり始めても
「失敗しないやろか」とか
「大丈夫やろか」
「上手くできるやろか」
等を考えるようになっていきました。
次第に、何かを始めようとする気力さえもなくなっていきました。
大人になってからも、
「このまま何もアイデアが思いつかないまま、起業出来ないんじゃないか」とか
「また、サラリーマンに戻ってしまうんじゃないか」
「やって、失敗したらどないしよう」
と考えて、
自分に自信がない。
失敗を過剰に恐れる気持ちが強くて、なかなか一歩が出ない。
何かをやろうとしても、失敗が恐くて、不安が先行して、
シンドイ事、ツライ事から避けていました。
行動を起こしている、活躍している友人を見たり聞いたりすると、
羨ましく、時に妬む気持ちが出ては、その気持ちを感じる自分を卑下したり、
「なんで、アイデア出てこんのやろう」
「なんで、みつからへんのやろう」
「なんで、自分には出来へんのやろう」
「俺って何をしてもアカンわ」
「何をするにも自信が持てない・・・」
「俺ってダメなやつ」
「自分は大した事はできない」
と「ダメな自分」を責めて傷つけるといったパターンを
幼少期からくり返して自己重要感を下げていました。
次回は、自己否定、自己攻撃をして自己重要感を下げていた私が、
『自分だけ取り残されて行く』ような感覚を解消したまでをお話ししようと思います。
【Keyword】無価値観・孤独感・自己嫌悪・自己否定・自己批判・自己重要感
【一般社団法人 日本プロセラピスト養成協会】認定トレーナー・認定サイコセラピスト
人間関係改善セラピスト 斉木 拓洋
大阪・神戸・東京を中心に活動中!