ロボコップシリーズの2作目。
監督は変わったものの基本的な世界観は共有されている。
当時はまったく興味を持てなかったが
今改めてみるとブラックユーモアがあふれていて
楽しめた。
あらすじ
前作に続いて近未来のデトロイト。新型麻薬『ヌーク』を
取り締まるために警官のストライキ中にもかかわらず
ロボコップ(ポール・ウェラー)とルイス(ナンシー・アレン)は
出動するが、ヌークを扱うケイン一味によってロボコップはバラバラに
されてしまう。ロボコップの警察寄りの活動を苦々しくみていた
オムニ社のファックス博士はロボコップを修理する際に無用なプログラム
をインストールしてロボコップを役立たずにしてしまうが…
重要な点
監督はアーヴィン・カーシュナー。傑作『スターウォーズ/帝国の逆襲』や
『007/ネバーセイネバーアゲイン』の演出を担当した名匠である。
脚本は『シン・シティ』の原作者フランク・ミラーを招聘したが
フランクの脚本は他の脚本家に手を加えられ、完成作はフランク本人が見てもわけが
分からなかったとのこと。
良かった点
誇張されたグロテスクな描写(ある意味コミカルでもあるが)が効果的
に導入されている。今作でもマーフィー(ロボコップ)の相棒の
ルイス巡査は相変らずポンコツであまり役にはたたない。
悪かった点
オムニ社の出世争いは今作でもいい感じでブラックかつ
シニカルに描かれているのは興味深い。
世界観は共有されている分純粋な続編として楽しめた。