イスラム教の開祖マホメットの人生を周りの人々の視点から描く
180分以上の歴史大作。学生時代TVでみて感動した記憶がある。
宗教上の理由からマホメットは描かれていないのが特徴である。
あらすじ
西暦610年メッカの街に住むマホメットはヒラー山で神の啓示を受ける。
メッカの街は金持ちが利権を独占し支配していた。
全ての人間は平等であると説くマホメットは若い人達の指示を得るも
その思想を危険視する支配者たちはマホメットとその支持者たちをメッカから
追放するが…
重要な点
マホメットの人生を周りの人々の視点で描くことも斬新だが
イスラムの教えのヒューマニズムな点には心打たれる。
監督はリビア人のムスタファ・アッカド。
良かった点
アンソニー・クインが主役と思ってみていたが始まって45分くらいして
から突然登場し、途中で退場するのも面白かった。
戦闘シーンもリアルで迫力満点でも見応えあった。
悪かった点
支配階級というのは都合の悪い真実には蓋をするものなんだと
改めて実感した。今の日本にも既得権益を打破するために
真実を告げる指導者が必要だと実感した。