ビル・マーレーの出世作。コメディ映画は
あまり好きでなく。公開当時は関心がなかったが
アメリカの軍隊がテーマの映画ということで
『愛と青春の旅立ち』(1982年)的な
作品かと思ったら後半の展開が意外で楽しめた。
あらすじ
タクシー運転手のジョン(ビル・マーレー)は数時間の間に
恋人と仕事を失うという不運に陥る。TVCMを観てジョンは
親友の外国人教師のラッセル(ハロルド・レイミス)を誘って
陸軍に入隊するが、美しいMPのステラとルイーズ
との出会いを経ながらも、そこには訓練教官の
ハルカ軍曹(ウォーレン・オーツ)の厳しい訓練が待ち受けていた。
重要な点
訓練がテーマの映画と思いきや後半は戦争アクション(笑)
の様な展開が面白い。ぶちゃっけ植木等の『日本一の~』シリーズ
の様なご都合主義の展開だがコメディなのでこれもありかと。
監督はアイヴァン・ライトマン。『ゴーストバスターズ』シリーズ
などコメディ映画の職人。いい仕事している。
良かった点
やはり主演のビルとハロルドが良いが
同じ隊のメンバーもかなり個性的で面白い。
しかし何といっても教官のハルカ軍曹役の
ウォーレン・オーツが渋い。今作では
サングラスしていないのが残念だが
画面にいるだけで安定感があるのは流石だ。
悪かった点
行き当たりばったりの作戦が成功したり、
コメディならでは展開だが観終わって楽しい気分
にさせられる作品。ダメな上司はしっかりアラスカに
飛ばされるのが一番笑った。