地球最後の男オメガマン(1971年アメリカ) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

ウィル・スミスが主演した『アイアムアレジェンド』は

今作品のリメイク。正確には原作『アイアムアレジェンド』

の2回目の映画化。主演はチャールトン・ヘストン。

ハードSFアクション。

 

 

 

 

 

あらすじ

中ソ国境で発生した細菌兵器による戦争は全世界に広がり、

全人類は死滅したかに見えた。そんななかロスアンジェルスに

一人生き残って生活しているネヴィル(チャールトン・ヘストン)がいた。

彼は軍医でワクチンを作り自分に注射したことで発病せずに生き残っていた。

他の生き残りの人々は視力を失い太陽光を恐れ、昼夜が逆転した生活を送っていた。

彼らのリーダーマサイアス(アンソニー・ザープ)は仲間をファミリーと呼び

文明や武器を否定してネヴィルを殺そうとしていた…

 

 

 

 

 

 

 

重要な点

冒頭のロスの無人の街を赤い車で疾走するシーンは圧巻。

映画館で『ウッドストック』の映画を観るシーンも素晴らしい。

中盤以降の展開そして急転直下のラストといい

凝った展開に息を尽かせぬスリリングな演出は流石だ。

監督はポリス・セイガル。ウクライナ出身のユダヤ人の監督。

ネヴィルとマサイアスがお互いに理解し合えず対立する構図など

の描き方が特徴的だ。子供の頃TVで観た時はSFアクションとして

純粋に楽しんだが大人になってみると何故理解し合えなかったのか

が気になった。

 

良かった点

チャールトン・ヘストンはSFアクションが似合う。

猿の惑星や大地震など絶望的な状況でも生き残りそうな

強靭な肉体を持っているからなのか?

ネヴィルに惹かれるリサ役の

ロザリンド・キャッシュが美しかった。

 

悪かった点

希望はありながら悲しいラストとはなったが

別バージョンがありそうな気がする。

完全ハッピーエンド版もありかなとも思う。