おんな獄門帖 引き裂かれた尼僧(1977年東映) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

東映のポルノ映画も時代劇作品が多いが

今作はさらにオカルト色を加えたオカルトポルノ時代劇。

壮絶な展開にびっくり!

 

 

 

 

あらすじ

飯盛り女郎のおみね(田島はるか)は年期明けのはずが

女衒の弥多八(汐路章)に騙されて品川の女郎に売られることに

なった。馴染みの沢吉(小林稔侍)の手引きで

足抜けしたおみねは女一人で上州の山奥の縁切寺

愁月院に逃げ込むが…

 

 

 

 

 

 

 

重要な点

ぶっちゃけ今でいうスプラッタホラー

+時代劇にポルノの要素を加えたのだが

凄まじい展開に度肝を抜かれた。

監督はエログロの手法を得意とする牧口雄二。

東映は70年代凄い監督が壮絶な作品を輩出している

と実感させられた。東映恐るべし。

 

良かった点

主演の田口はるかは宮崎あおいや二階堂ふみ系の

目力がある魅力的な女優。後半の変貌ぶりが

素晴らしかった。

 

悪かった点

悪い木こり(片桐竜次・野口貴史)や

女衒の汐路章と佐藤蛾次郎のやられっぷりが

最高。ラストの20分面白かった。