テンタクルズ(1977年アメリカ・イタリア) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

『ジョーズ』(1975年)が世界中で大ヒットしたことにより

作られた動物パニック映画の一本。

日本でも鳴り物入りでTVCM等大キャンペーンがあったのを

憶えている。

 

 

 

あらすじ

カリフォルニアのサロマビーチで乳児が突然姿を消した。

また船で作業中の男が行方不明になり無残な姿で発見された。

調査を開始したベテラン記者のターナー(ジョン・ヒューストン)

はトロージャン社の海底工事に何か原因があるのではと気づく。

トロージヤン者のオーナーのホワイトヘッド(ヘンリー・フォンダ)は

ターナーからの追求はやんわりと否定しながら海底調査を海洋学者の

ウィル(ボー・スベンソン)らに依頼する。先に調査した仲間が

行方不明になったことからウィルは妻のヴィッキー(デリア・ボッカルド)

の反対を押し切って調査に参加するが…

 

 

 

 

重要な点

音楽の使い方がうまく、テンタクルズが出現する時のテーマ曲が印象的。

監督はオリバ・ヘルマン。未知の怪物に運命を翻弄される群像劇を上手く描いている。

CGがない時代の撮影は大変だったろうが、手作り感満載の映像は楽しめた。

後半のヨットレースと最後の死闘は見応えがあった。

 

良かった点

名監督ジョン・ヒューストンが前半の主役で話を引っ張っていく。

ヘンリー・フォンダは特別出演的な感じで出番は少ない。

後半はボー・スベンソンが美味しいところ持っていく。

 

悪かった点

美しいヒロインがジャンジャン死んでしまうのは残念。

パニック映画だから仕方ないが…

結局テンタクルズの全体像はよくわからなかったが

謎のままにしておいた方が良さそうだ。