シャーキーズ・マシーン(1981年アメリカ) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

『トランザム7000』シリーズや『ロンゲスト・ヤード』など

傑作に出演して脂が乗っていた時代のバート・レイノルズの代表作。

如何にもアメリカ映画らしいスカッとしたアクション映画。

 

 

 

 

あらすじ

麻薬取引の現場を押さえたはずが同僚のミスで

逃げる売人を射殺して殺人課から風紀課に飛ばされた

シャーキー(バート・レイノルズ)。

風紀課は吹き溜まりのような地下にあった。

シャーキーは早速知事選の風紀取締理を担当するが、

知事候補ホチキンスを巻き込んだ売春組織を内定することになる。

ドミノという高級娼婦を盗聴、監視を続けるシャーキーたち

だったが、ドミノが組織の殺し屋に殺されてしまう。

風紀課は殺人課の先を越そうと内密で捜査を進めるが…

 

 

 

 

 

 

重要な点

監督はバートレイノルズ自身が担当。ユーモラスな前半と

一気にシリアスに展開する後半の対比が見事な演出だ。

刑事モノのお約束カーチェイスはないが、身体を張った銃撃戦は

も見事だ。主役だけでなく風紀課の他の刑事の描き方も個性的で

愛情が感じられるのも良い。

 

良かった点

ドミノ役のレイチェル・ウォードが魅力的だった。

刑事が証人に惚れるパターンはこの作品以降

『張り込み』や『ノーマーシィ』『LAコンフィデンシャル』

などなどあるのだがこの作品が走りのようだ。

またいきなりクルセイダースの『ストリート・ライフ』から

始まるオープニングから全編に流れるJAZZが素晴らしかった。

 

悪かった点

最後の銃撃戦では仲間がやられ過ぎでまるでドリフのコント

を思わせるシーンが残念だがユニークであった。

全米興行NO1を取るだけのことはある傑作だった。