前作『私を愛したスパイ』が大傑作だったと友人から聞き
満を持して初めて映画館で観た007がこの『007ムーンレイカー』
である。当時はスターウォーズがブームで
007までSFになってしまったため後半はトホホな展開⁈
ちょっとがっかりしたことを覚えている。
40年振りにみてみたが…
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あらすじ
英国がアメリカから借りたスペースシャトル『ムーンレイカー』
が何者かに奪取され、行方不明になる。
007ことジェームス・ボンド(ロジャー・ムーア)は
シャトルの開発者であるヒューゴ・ドラッグス(マイケル・ロンズデール)の
研究所を訪ね、グッドヘット博士(ロイス・チャイルズ)に社内を案内してもらうが
博士が目を話した隙にドラッグスの用心棒チャンに事故に見せかけて殺されそうになる。
その夜ボンドはドラッグスのヘリの操縦士であるコリン(コリンヌ・クレヌリー)を
誘惑し、ドラッグス社の金庫を開け機密を探る。ボンドは翌日ドラッグスの刺客を返り討ちにするが
コリンは裏切りものとしてドラッグスに殺されてしまう。
重要な点
007シリーズ中興の祖と言える『私を愛したスパイ』を撮影した
ルイス・ギルバート監督だが、今作でも前作とほぼ同じ手法で
ストーリーを盛り上げているがいかんラストがいただけない。
戦争アクションの代わりにSFチックな展開をみせるのが
今一面白味に欠けているのもたしか。
しかし改めて観ていると(ブルーレイで観たが)
映像のこだわりとセットなどは本格的なSFで意外と楽しめた。
良かった点
ルイス・ギルバートは女性をとるのがうまい。
キャストもコレンヌ・クレヌリーとロイス・チャイルズ
どちらも魅力的な女優で最高だ。
悪かった点
ジョーズ役のリチャード・キール中々今作も味かあって良かったが
悪役としてはややパワーダウンしているのは否めない。
その代わり美味しいポジションであった。