最近濃い映画ばかり観たのでしばらく楽しい映画を観たくなり
志穂美悦子の『女必殺拳』を鑑賞した。
げだるい月曜の夜にアドレナリン全開で
非常にスカッとしてストレス解消になった。
やはり東映アクション映画は面白い。
志穂美悦子の初主演映画で大傑作。
続編（シリーズ）が作られているのが納得の娯楽作。
あらすじ
日本人と中国人のハーフ李紅竜（志穂美悦子）は
横浜で失踪した兄万青（宮内洋）を探しに横浜に
やってくる。兄は麻薬Ｇメンでセントラル貿易という会社を
密偵中に連絡を絶っていた。セントラル貿易の社長は
角崎は武術に長けた用心棒を大勢雇っており、
屋敷の警備も厳重である。先に潜入した香港警察の
女性捜査官と接触するも組織の殺し屋に殺されてしまう。
兄の師である少林寺拳法の師範藤田を訪ね消息を訪ねるが
藤田も消息はわからなかった。
角崎は組織を嗅ぎまわる紅竜を亡きものにせんと
殺し屋たちに紅竜を命じる。紅竜と組織の闘いが切っておとされた。
重要な点
あらすじを真面目に書きましたが
はっきり言って『燃えよドラゴン』のプロットを転用してます。
いいんです。何故ならば志穂美悦子の華麗でスピーディな空手アクション
が素晴らしいからです。
良かった点
とにかく相手の殺し屋が皆キャラクターが濃い
もう見ただけで悪役。しかも大袈裟な大技を使うんです。
それをジャンジャン倒していくえっちゃんのカッコよさには痺れます。
山口和彦監督見せ場のオンパレードで息つく暇もありません。
とにかく中身が濃い映画です。あくまで娯楽的な意味で（笑）
JAC総出演。もちろん千葉真一も出て骨太のアクションで、
美味しいところもっていきます。
悪（役がよ）かった点
①山本昌平の顔色がいつもの倍ぐらい黒い。死に方も壮絶です。
②石橋雅史（この方は本物の極真空手の師範）の存在感が最高
③悪のボス角崎社長役の天津敏が『燃えよドラゴン』の悪役ハンそっくりだし
セットも燃えよドラゴンと同じなのも素晴らしい。