終の信託(2012年アルタミラピクチャーズ) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

不純な動機で映画を観たい時があります。

女優さんが綺麗だからとか体当たりの演技をしているからとか。

草刈民代が『Shall We ダンス?』で素敵だったから

この映画で濃厚なラヴシーンがあるというので借りて観ました。

しかし。

役所広司が共演してます。

しかし。

話が暗いし、長いし、退屈でした。

後半の取り調べに行くまでにこちらが安楽死しそうになりました。

 

あらすじ

女医の折井綾乃(草刈民代)は不倫相手と別れ睡眠薬を飲み自殺を図る。

命を取り留めた綾乃は入院患者の江木(役所広司)と心を通わせるが、

江木は自分が持病の喘息が悪化したら、チューブに繋がれて生きながらえる

のは嫌だと話す。やがて江木が救急車で綾乃の病院に搬送される。

江木は命を取り留めるが、やがて綾乃は辛い決断を迫られることになる。

 

重要な点

①浅野忠信が綾乃の不倫相手の最低な男を演じてます。

②大沢たかおの検事は中々迫力があってよかった。

③江木の奥さんは中村久美が演じているが若い頃の面影がなくて悲しかった。

 

悪かった点

とにかく無駄に長い。144分とは観ている方がつらい。というか眠い。

シナリオも家族側の視点が少なく、なぜ3年後に告訴したかがわからない。

前半の江木との触れ合いのシーンに笑いの要素のシーンが欲しい。

テンポも悪い。映像は悪くないが重いテーマだけにテンポが大切。

最後の裁判はナレーターではなく弁護士が出て裁判して欲しかった。

 

良かった点

草刈民代さんのちょっと暗いダークな演技で重いテーマはきつい。

コメディエンヌをもう一人入れるとか、例えば綾乃の母親とか?

それとも、白い巨塔みたいに娯楽作品のした方が盛り上がるのではないか?

草刈民代美しい方だし、女優としても好きなので惜しい作品。