第9話 やっぱり、道は前にしかなかった。The road is ahead(全ては必然)

 

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<オパールの石言葉> 希望・幸福   10月の誕生石
<効果>目標を持った人は達成する。 天秤座の守護石
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<ここはオーストラリアのライトニングリッジ(オパール鉱山)>


かっこいいトムクルーズ似のセスナのパイロットが私に声をかけた。「町まで、送っていこうか??」

話を聞くと私がここで2間泊まるホテルと一緒だった。

1日1回しかフライトが無いので又明日お客様を乗せてダブーまで、帰るらしい。

本当にゆっくと時間が流れているんだなーー!と感じました。

 

「No, thanks It's okay because the owner will come to pick me up.」

大丈夫です。鉱山の女性オーナーが迎えにくるから、、、。

と断った。

朝9時30分ぐらいのことだった。

1時間 1分  2分  3分  4分 5分 時間が過ぎていったが、

オーナーの姿は見えない。
 

本当に帰りたい。のど乾いた。1人砂漠の中に残されこのまま何時間も誰も助けてくれないの??

自動販売機を探した!

日本じゃあるまいし、ここはオーストラリアの砂漠のオパール鉱山!ある訳ないよね!

自分で自分を納得させました。(涙)

 

 

 


不安になった。

 

こんな所人なんか歩いてないし、のどが乾いても、自動販売機なんか無い。

日本での幸せな生活が走馬灯のように思い出された。(何で、こんな所に来たのよ。)

自分をせめても、私が決めたことだから、本当にしょうがない。
トホホホ。涙が出そうになった。

よーーーし

電話をかけてみようと思い、やっとの思いで、20セントを2つ、ポケットから見つけた。
ここオーストラリアは、日本と違って40セントで、何時間でも話すことが出来る。

ただ、1秒で切ったとしても40セントです。


ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー。嘘でしょう。

唯一の望みの綱だった電話が壊れてる。

 

その時浮かんだ日本語は「泣きっ面に蜂」

まさにこの時に使う言葉でした。昔の人はよく言ったもんだな。
と感心しながら、日本が恋しくなった。後ろを向いてみた。

点検の終わったセスナが1機あり、しかもパイロットはさっきホテルへと帰っている。

帰りたいけど帰れない。

私は、こういうときは後ろ向きなるんだなーとも、感じた。


ただ、やっぱり道は前にしかなかった。

The only way was ahead.
 

今後の私のテーマにしよう~頑張れるかな?私?

 

私は重たいバックパックを背負って、

何も無い道を前へと1歩1歩ずつ歩き始めた。

ここは砂漠の真ん中で気温50度にまでなる所、、。

 

 

ういお


本当に暑く額に汗が噴出してきた。どのくらい歩いただろうか??

1件の大きな民家を見つけた。

ちょうどアメリカで、服部君がハロウインで人の家の庭に入ったことで銃で撃たれた事件の後だったので私は、

怪しまれないようにまず、重たいバックパックを下ろして、汗のついた帽子を脱ぎ、サングラスを外し、声をかけた。

「こんにちは。誰かいませんか?Is anyone there?」
何度も何度も声をかけた。命がかかってた(汗)

中からかっぷくの良い気のよさそうな中年のおじさんが出てきた。

まず、空港の電話が壊れていた話とをすると、「知っているよ。」と答えていた。

(な な な 直しておいてよ。)と内心思った。

彼の名前はサム(Sam)で、この町で警備会社をしている。

ここで、タクシーを呼んでもらい無事ホテルに着いたのはもうお昼近くになっていた。

「Excuse me こんにちは。」まず訪ねたのは、鉱山女性オーナーの所でした。

はらわた煮えくりかえっている中平常心を装って、「何故迎えに来ていただけなっかの??」と尋ねると、

かなりなまった英語
「ごめんなさい。日にちを間違って聞いていたわ。ところで、あなた、いくら持ってきたの??」

I'm sorry. I heard the wrong date. By the way, how much money did you bring?


(むかーーーーー。)

ここに(ライトニングリッジ)世界からいろんな方々が、ブラックオパールを仕入れに来るので、独占事業で、

売り手市場なんです。

せっかく来たので、ブラックオパールを見せてもらう事にした。が、

前年レズリーから仕入れたより本当に随分高い。迷わず仕入れることはしなかった。

態度もでかいが、価格もでかい。

とにかくここは鉱山の町なので、とりあえず町に出て見ることにした。
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「Hello Miki! ハローみき。」

向こうから大きく手を振るおじさんがいる。

 

<サムは小柄小太りで頭は剥げている典型的なおじさんなんですが
優しく笑顔が素敵で性格は多分楽観的だと思う。気さくで話しやすかった。オーストラリアなまりの
発音で少し聞き取りずらい英語を話してたけどなんとか会話が出来た。>

 

私?ここに知り合いいたかな???と思いながら、おじさんに近ずいて行くと、
さっきの民家で私を助けてくれたサムでした。
 

「Sam? ! Why are you here? サム?!なんでここにいるのよ。」なんだか嬉しかった。

サムに、私がオパ-ルを求めてここまで来たことを話すと意外な言葉が返ってきた。

「If that's the case, I'll introduce you to a good man.

それなら、いいやつを紹介してやるよ。」

 

それは、オパール鉱山を持った人と、ポリッシュング(オパールを研磨する人)が

上手な人が組んでやっている所で、サムの友達でした。

人生は、何があるかはわからないけど、
前に進んでいけば色々と見えてくるし自分が何がしたいかを明確にしたら、

いろんな人が力を貸してくれる。という事を体験しました。

もしも女性鉱山オーナーが私を迎えに空港まできていたら、サムには出会うことは一生無かった。
と思うと、出会いは偶然ではなく必然だった。と思う。


<ここでの教訓>

■ 人はたよるな~
■ 想いが(念)は伝わる

■ 窮地に立った時こそチャンス

 

<Lessons here>

■ Don't rely on people~
■ Feelings (thoughts) are conveyed
■ Opportunity when you are in a difficult situation

 


オパールみき 第10話に続く

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