またまた主治医が変わります。
娘が発症して、最初にお世話になった病院(すぐに診てくれた)の先生は40代の男性医師でした。
(今思えば)とても良い先生だったと思います。
ただ…
娘は初発で陽性症状真っ盛り
私(母)は、生まれて初めての精神科で平常心とは程遠く…
少しアクの強い先生だったので
私の質問の答えは、常に斜め上をいく回答で
母娘揃って、馴染むことが出来ずに転院を決断しました。
※立地の問題もありましたが…。
そしてスクールソーシャルワーカーさんの紹介で、現在の病院にお世話になることに。
そこから今の病院だけで、既に4人目の現在の主治医です。
発症丸4年で、トータル5人の医師にお世話になった事になります
今の病院が、大学病院からの派遣医師が多いというのが原因ではあります。
結局、大学病院へと戻られたり。
また他の病院へと派遣されたり。
毎年、3月は移動の時期で…
現在の主治医は直勤だったので、噂では「大丈夫そう」だったのですが
前回の診察時に、近隣の大きな医療センターへの移動が決まった旨、伝えられました。
随分と時間は掛かりましたが、ようやく娘も慣れてきたところだったので
しかも減薬も道半ば…。
こうも毎年主治医が変わると、諦めの気持ちの方が強くなってしまう感覚があります。
前回、減薬してみたオランザピン5mgを元に戻されたのですが。
今度はクエチアピン100mgを抜いてみましょう、との事。
やはり幻聴は酷くなっているみたいです
そりゃそうでしょうとも。
オランザピン5mg抜いても。
クエチアピン100mg抜いても。
確実に幻聴は酷くなります
そしてこの答えが全く分からない状態で、また新しい主治医にバトンタッチ。。。
今度の主治医の方針に、また振り回されてしまうのか…。
そんなマイナスな気分が私の中では渦巻いてしまいます
先日、ふとしたきっかけで私の妹が娘のもう一つのインスタを見つけてしまいました。
「これ、あんたのインスタ?」
何げなく聞いた妹に、娘は少し困惑しながらも
「うん、そう。」
と言いました。
その場にいた私は、特に気にもとめていなかったのですが。
その日の夜、妹が私に連絡してきました。
「ねぇ、さっきのインスタ。あれ、見つけたらダメなやつやったよね?!〇〇、大丈夫かな。」
私に、「とにかく見てみてよ!」と言います。
なんだか見るからに、「病み系」の匂いがしたので…
恐々と見てみました
※娘のプライバシー保護のため
詳しくは書きませんが
まぁ、所謂「日記」的な感じ…かな。
かれこれ2年ほど前から、自分の身に起きていた「病的な日常」をストーリー仕立てで書き綴っていました。
フィクションという事になってはいますが。
ほぼほぼ、実体験を綴っていました。
一つ一つの出来事すべてが思い当たり、私には昨日のことのように思い出され
だけど、すべて「娘目線」で書かれているので
私からしてみれば、読み進めるのが辛い箇所が何箇所もありました
例えば、全日制高校に通っていた再発直前。
被害妄想が相当出ていた娘は、「母親に理不尽に怒られて怖いです」と高校の先生たちに泣いて訴えていました。
その結果、ある日私(母)は高校から児童相談所に通報されるという出来事がありました。
勿論、既に発症していた娘を「怒る、叱る」なんてこと…。
私にはとんと身に覚えがありません。
※娘が発症してからは、「怒れない」どころか、腫れ物に触る状態でしたから
でも…
娘の記述によれば、
「毎日、2階に呼び出されて怒られている」
「妹には何も言わないのに、自分だけが怒られている」
「ママが怖い。家に帰るのが怖い。」
今は病的な被害妄想はほぼ無くなった娘ですが…
その当時の「妄想が作り上げた出来事」って、それが「真実」として娘の記憶には刻まれているのかなぁ…と。。。
私はなんだか居た堪れない気持ちになりました
あのとき。
どれだけ私(母)は必死で、娘の為に身を粉にして動き回っていたか。
疲弊しまくった身体で、本当に必死だったのに
娘の中で私は、
「虐待していた母親」
という認識なのかぁ…。。。
切なくなって、読むのをやめました。
見るからに「病み系」だと分かる感じだったので。
私は一番に、「身バレ」を心配しました。
妹も、それを心配して連絡してきました。
娘は何故か「本名」で投稿しているのです。
そして、妹のインスタにも自然とあがってきていたので…
同級生や部活の先輩、後輩。
地元の身近な人たちに
「私は精神病ですよ。」
と公言している状態になっているという事実
しかもリール動画?ストーリー?なるものに顔写真まで載せているではありませんか
これは…
流石にヤバいよね?
という話になり
だけど…
妹は言います。
「でもさ、フォロワー4000人もおるんよ!
〇〇、文才があるんやない?!若い子にはウケるのかもね?
結構、『〇〇さんの文章読んで元気貰っています!』とかメッセージ多いよ〜」
「承認欲求…じゃないけどさ。敢えて本名でやりたい理由があるのかもよ。」
とも言っていました。
私は悩みました
正直。
そういった「病み系」の投稿をしているという事実を心配している妹とは、少し違った想いが私にはありました。
辛い辛い状態を沢山乗り越えてきた娘
娘なりにしっかりと乗り越えながら、そういった投稿を細々と続けてきたのならば…
それは娘にとって、立派な前向きな行動です
形が違うだけで、私がブログを書き続けているのと何ら変わりはありません。
というよりも。
こんな文章をいま現在書けている、娘の回復は喜ばしいことです。
人間、辛いことを吐き出すことは大切です。
でも…
やっぱり不特定多数の身近な人たちに、娘の病気のことを知られてしまうのは、私は耐えられないと思いました。
「偏見のある精神病」なので。
私自身も、娘自身も。
それなりにプライドはある…はずです。
なので、娘には思い切って伝えました。
聞けば、非公開にしなかったのはフォロワーを増やす為…だったそう。
それならば…
非公開にはしないで、名前を本名じゃないようにしたら?と伝えました
それから先、どうしたか?
私には分かりませんが
娘はいま韓流ブームです
「涙の女王」からキムスヒョンに夢中になっています
※因みに私も(笑)
ネイルの勉強、料理、パン作り
そっちのけでハングルの勉強をしています※すぐに勉強したがる娘(笑)
寝ても覚めても、何かしらの「韓ドラ」を見ている始末
TikTokでキムスヒョンが歌う「檸檬」を聴いては癒されている模様
実生活での恋愛はまだまだまだ叶わないであろう娘
(周りの子たちは普通に楽しんでいることが出来ない辛さ)
韓ドラで疑似恋愛でも何でもして(笑)
女子力をボチボチと磨いてほしいものです
がんばれ!娘