通信高校の卒業認定テストも終わりました
あとは3月の卒業式のみです🎓
登校もありません。
登校最後となるテストの日。
仲良くなった担任の先生とも、学校で会うのは最後でした。
名残惜しかったのでしょう。
「もっとちゃんと通いたかったな…」
と家に帰って、淋しそうでした。
だけど…
やっぱりどうしても通えなかったのは事実です。
こんな病気になったのに、きちんと高校を卒業出来るまで頑張ったことは奇跡です。
これは本当に本当に…
娘の一途で真っ直ぐな、懸命な想いがあったからだと母は思います
高校卒業は、娘の汗と涙の勲章です🎖️
本当によく頑張りました
今後は就労移行へ通うのみとなります。
水曜日の午前中はネイル講座💅
午後からの工賃が貰える作業は、月・水・金です。
学校という括りが一つ無くなって…
娘の気持ちも少しは楽になるのでは、と思います。
事業所は通っていた通信高校と同じ母体。
橋を挟んで目と鼻の先です。
高校の先生も施設の方々も、度々交流があるらしく仲が良く
風通しはバツグンに良いです。
高校の先生も度々、事業所の方に顔を出されるとのことで
「学校で会えなくなっても、事業所の方に私が遊びに行くよー」
と娘に言われたそうで(笑)
「ずっと会えるけん、いいや」
と、娘は嬉しそうでした
本来なら、1月くらいからB型のパン屋さんに通う予定でした。
それまで就労移行を利用。
という計画を立てていたのですが…。
急遽始まったネイル講座💅で予定変更となりました。
資格まで取らせてもらえることになり娘は絶対に、何が何でもネイリストになりたい!と燃えています
そんな訳で…
腰掛け程度に考えていた事業所に、もう暫くは通うことになりそうです。
こちらの事業所。
施設長はじめ、職員さんも皆さん良い人ばかりで
娘は皆さんに良くして頂き、可愛がってもらっている様子
最初は休むことさえ気を遣い、体調が悪くても無理して通う日があったのですが
最近では、無理せず休めるようになりました。
これは健常者の人には理解に苦しむことかもしれません。
一般的には、休むことは「非常識」です。
でも精神疾患を抱える人たちにとって「休むこと」。
これ、実はものすごく重大なことなのです。
私も娘が病気になり、世の常識が常識では無いことを学びました。
事業所の方たちの声かけはいつも、
「無理しちゃ駄目だよ。キツかったら休むんだよー。」
娘の体調をいつも気に掛けてくれます。
娘の顔つきが悪い日には、途中でさり気なく帰してくれたり…
そんな優しい思いやりを沢山、受ける中で。
娘は少しずつ、自分から休めるようになっていきました。
誤解を受けやすいのですが。
この病気になる人は、頑張って頑張って頑張り抜く人が本当に多いのです。
生真面目で逃げ場を作れない人。
だからこそ「無理なく生活できる環境」にいかに身を置くことが出来るか。
これが病気回復を目指す上で、最重要事項かと思われます。
縁あってお世話になっている今の事業所。
娘は楽しく通えています
それだけでも親としては、本当に有難いです。
先日、事業所の茶話会に娘は参加しました
本来なら楽しいだけの茶話会ですが。
娘は少し憂鬱そうでした
「行きたくないなら休めば?」
と軽く言う私に、
「行ったら絶対楽しいよね?でもどんな事するんかな?緊張するなー。
こんなイベント、無くてもいいのに〜」
娘ははじめての茶話会に、あれこれ心配しまくっていました
私はその日は仕事だったので。
無理そうだったら休むように伝えて、朝仕事に出かけました。
行ったかな?どうかな?
ずっと気になって、GPSアプリを何度も開き
茶話会は12時〜だったのですが…
娘は何故か遅刻して、12時半くらいに施設に到着していました
普段は絶対に時間厳守の娘
遅刻なんて有り得ません。
最初からガッツリ参加するのは緊張したのかな〜?なんて、少し心配していると…
それから暫くして
「めっちゃ楽しかったよー」
とLINEが!!!
参加時間、僅か20分(笑)
そしてまたまたGPSアプリで確認すると、速攻家に帰っていました
仕事が終わり帰宅すると…
娘が得意げにどデカい袋を抱えて出迎えてくれました🛍️
「見て見て〜〜くじ引きで特賞が当たったよー
」
どうやら電車が少し遅延したらしく
元々、ギリギリの電車で行ったので、遅刻してしまったとの事でした
「みんな優しかったよ心配せんでもよかった!!こんなに楽しいなら、遅刻せずに参加したかったなー。」
特賞は、遅刻した為に残り最後の1枚だったらしいです(笑)
娘が特賞を当てて、職員さんたちも大盛り上がりだったそうです
その他にも、お菓子を沢山貰ってきていました。
特賞は、フカフカの可愛い特大ブランケットでした
娘は毎日、くるまって暖かそうに寝ています
年明けには「初詣イベント」があるらしいです。
今回はじめてイベントに参加して、とても楽しかったので
「初詣、絶対に行くね!!」
と今から楽しみにしています(笑)
やはりはじめての事、場所、人。
極度に緊張をしてしまうのだろうな、と思います
小さい時は、イベント大好きだった娘❤️
こども会関係の様々なイベントには、率先して参加していました。
病気は、娘の社交的だった性格を180度変えてしまいました。
何より本人が一番辛いだろうな…と不憫で堪りません
いまお世話になっているのは、A型事業所です。
いま現在、娘は就労移行での利用なので、作業工賃は1時間500円です。
もしもこの先A型を利用…となると、最低賃金は貰えることになります。
でもそうなってくると、いま娘が作業している内容とは全く違ってきます。
施設が運営している、食品会社等への外回りの仕事になってくるらしいです。
施設の雰囲気も良く、職員さんたちも優しく。
だけどA型利用となると…
時間も長くなるし、毎日外回りの仕事。
しかも作業内容もきっと、娘がやりたいような仕事では無いことは確かです。
娘がいま楽しく通えているので…
「このまま、こちらの施設でお世話になるのもいいかもしれないなー。」
と、そんな気持ちも芽生えてきた私(母)
でも…
やはり作業内容(仕事)は何より大切な要素だとは思うのです。
娘が利用する(予定)のB型のパン屋さん🥐
まだ具体的には見学にも行っておらず、何も話は進んではいないのですが
高校の先生が電話で色々と話を聞いてくださった時の感じでは、作業内容もなるべく本人の希望に沿った形で…との事でした。
パン作りが大好きな娘
大好きな事が仕事になるというのは、すごく幸せな事なのでは?
しかもB型なので。
自分のペースで無理なく働ける気がします。
(※工賃がいくらなのかは気になるところではありますが)
でもやはり、人間関係も重要ポイントです
そこの部分が、パン屋さんは未知数ではあります。
最近、この問題に頭を悩ませている私
一番いいのは、一度そちらのパン屋さんへ行ってみて…
もしも合わないと感じたら、また今の施設にお世話になればいいのかな?と。
取り敢えず、娘にもそう伝えてはいます。
パン屋さんに行かないまま…
というのも、娘はずっと後悔しそうな気がします
病気が複雑に絡まってくるので
なかなか悩ましい進路選択です