黄色い花黄色い花黄色い花

春休みに、新学期の履修登録を兼ねた三者面談がありました。


卒業後の進路を話し合う過程で…


娘なりにこの先、自分の病気と折り合いをつけて生活していく術を考えたのだと思いますにっこり


自分がやりたい仕事は何か?

どんな毎日を過ごしたいか?

そして何より…

自分に何が出来るのか?


「就労支援のパン屋さんで働きたいです。」


娘はハッキリと先生に言いました。


療養中の身でずっと家に居る娘が、頑張って身に付けた料理のスキル🍳


パン作りも本当に上手になりました🍞🥐


昨年の今頃は…


大学に行きたい。専門学校に行きたい。


病気になって学生生活を楽しめなかったから、学校に行きたい!


頑なにそう言っていました。


そもそも通信高校へもお昼挟んでは通えていないのに汗

人の多いところもストレスだし汗

どう考えても無理なんじゃ???


そう思いながらも、折角頑張って勉強している娘には、ハッキリと厳しいことが言えなかった私真顔汗汗汗


少しずつ…

私は娘が現実を見つめるようにと、色々な情報収集をしては控えめなアドバイスをしてきました指差し


でも実際は、(通える気がしない)大学や専門学校に行きたいのならば…

それはそれで仕方のない事かな…

とも考えてはいました。


最終的には、

「一日でも早く自立したい!」


これが娘の決定打となったみたいです。


チューリップピンクチューリップ黄チューリップ赤

学校の先生にその旨を伝えると、事は急速に進み始めました。


その中で…

就労支援のパン屋さんで働くには、様々なプロセスがいることを初めて知った私知らんぷり


①相談支援員と繋がること

②受給者証取得

③就労移行支援施設の利用


そして、就労移行支援施設を介して就労支援b型のパン屋さんと繋がれるらしいです。


就労移行支援は、言うなれば障がい者のハローワーク的な施設だということです。


ぶーぶーぶーぶーぶーぶー

有難いことに、いま通っている通信高校の母体はもともと就労移行支援施設だったとのことでひらめき電球


校舎の川挟んで隣に、系列の施設があるとのこと目


直ぐに先生が電話してくれて、面談の運びとなりました。


施設長の方は、とても優しそうな女性の方でした。


施設の説明をとても丁寧にして下さり…


そして娘のことについて、色々と質問されました。


まずは病気のこと。


「病気になったきっかけみたいなのはある??」


もう発症して3年を過ぎたので、最近ではそのような質問をされる事も無くあせる


私と娘は顔を見合わせて、

「きっかけ…??」


お互いに遥か昔の記憶を辿る感じで(笑)

私も忘れかけていましたが、確実に娘も忘れかけていた様子笑い


「えっと…あれはちょうどコロナ禍に入ってから…」

しどろもどろになりながらあせる

あやふやな発症時の説明をしました。


そして話は、施設の毎日のスケジュールの話になりました。


月曜日〜土曜日まで、午前中は様々な授業?が組み込まれていました。

パソコン、英会話…。


そもそも娘は、まだ通信高校に通わなければいけません。

学校さえ週一午前中しか通えていないのに…


これ、通える気がしないんだけど汗

と思っていた私と娘真顔真顔


すると、午後からの「手作業」の話になりました。


毎日、午後から2時間は様々な「手作業」をするらしく…

外の会社に作業しに行くらしいのですが、なんと工賃が貰えるそうで気づき


500円〜800円くらい。


でも結構遠い場所へと移動だったので、娘と「無理だね〜」と残念そうにしていたら…


「ここで、お菓子屋さんの箱を組み立てる作業だと1時間500円だよ〜。」

とのこと気づき


「まだ体調面を考えたら、毎日は無理です。1週間に1回だけ…とかでもいいんですか?」

と一番気掛かりだった事を訊ねました。


すると施設長の方が、

「勿論です!体調に合わせて、無理せずに利用して下さい。午後からの手作業だけ来たりしてもいいんですよ〜。」


その瞬間、娘の顔がパッと明るくなりました笑い

「え?午後だけでもいいんですか?!」

若干、身を乗り出して聞く娘爆笑


「いいですよ〜。500円でも、少しでもお金になると嬉しいよね


本当に優しい施設長の方キラキラ


500円に反応した娘が面白くて、私は噴き出しそうになりましたが泣き笑い


娘の担当になってくださる相談支援員さんも、こちらの施設から紹介していただけるとの事でしたひらめき電球

流れ星流れ星流れ星


面談を終えた娘はご機嫌でしたにっこり


「500円も貰えるってスゴくない?!うち、毎日午後だけ通おうかな〜


まだアルバイトをした事がない娘。

近所のセブンイレブンに行く度に、同級生たちがアルバイトしているそうでDASH!


働きたい気持ちはあるのに、病気のせいで働けない…。


私があげている月に3000円のおこづかいを、大事に使っています。


18歳の娘には、欲しいものが沢山あって…

自由になるお金がないというのは、やっぱり辛いものがあるだろうなぁと思われます。


娘にとっては、夢のような工賃500円です!


4月からは、学校と就労移行支援とデイに通うのだと張り切っていますにっこり


張り切り過ぎて、またまた再発だけはやめてよね〜

なんて話しましたあせる


ヒヨコヒヨコヒヨコ

受給者証を取得しないことには、何も始まらない事を知りDASH!


面談の後、その足で役場へ手続きに行きました。


障がい者手帳と自立支援は2月に手続き済みです。


役場では、娘に対して簡単な聞き取り調査?がありました。


そして、こちらが出した提出書と相談支援員さんとの書類と併せての申請となるそうです。


そして、その日のうちに相談支援員さんから電話連絡がありましたひらめき電球


早速、面談をしていただけるとの事!


有難い事に毎週受診で通っている病院まで来ていただけるとの事で目


次の受診の後に、病院で面談をしていただきます!


声の感じ、話した感じから…

絶対に良い人だ!!と私は確信しました。


まだお会いしてはいないのですが(笑)


黄色い花黄色い花黄色い花

障がい者に寄り添うお仕事をされている方々の優しさ、温かさには本当に頭が下がりますクローバー


今までもこれからも…

やはり周囲の温かい方たちに支えられて、娘は生きていくことが出来るのだと。

改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました悲しい


私がこんな優しい世界があることを知れたのも、娘が病気になったからです。


実際はそんな世界があることさえも知らないまま、普通に生活している人だらけなのだと思います。


私はきっと、障がい者を差別、偏見の目で見てしまう側の人間でした。

娘が病気にならなければ、恐らくずっと…。


娘が病気になった事は、私の人生で本当に悲しく辛く、死ぬまで逃れられない現実だけれど…。


決して知り得なかった世界を知り。

その世界で生きておられる優しい方々と関わりが持てること。


これは本当に私自身の成長に繋がっていると思います。


だからと言って私が何かを出来るわけでも無くあせる

私はただ自分の娘を支え続ける事しか出来ない、ちっぽけな母親ですが(笑)


いつかどこかでふとした事で。


娘のように、病気で苦しんでいる人を助けてあげられる場面に遭遇する日がくるかもしれません。


そんな事を考えられるようになっただけでも、私は確実に「変わりました」ヒマワリ


ブーケ2ブーケ2ブーケ2

就労移行支援施設は「体験」が出来るとの事で…


早速娘は、病院受診の後に午後2時間、行ってきましたにっこり


終わって迎えの車に乗り込むなり…


「めっちゃ楽しかったぁ〜音譜今日はね、掃除機を分解して掃除する作業してきたよ!」

とのこと(笑)


施設の方、利用者の方、皆さん優しくしていただいたとのことクローバー


「また明後日、行くね!」


え?あんぐりピリピリ


水曜日(今日)   病院受診&施設体験

木曜日    病院のデイケア

金曜日    施設体験


1週間のうちに3日も予定詰めて…

しかも(木)、(金)は往復電車です🚃


「いやいや、流石に疲れるって!体験は500円貰えんのやけん、1回行けばそれでいいやろ?!」

(あくまでお金にこだわる小さな私笑い)


「いいと!だって楽しかったもん!皆んなが『またおいでよー』って言ってくれたけんニコニコ


あー、本当に皆さん優しくしてくれて、娘は楽しかったんだなぁ…と嬉しくなった私ニコニコ


まだあと1年、通信高校が残っている娘凝視


とにかく高校卒業してほしい私は、娘が無理をすることが恐怖でしかありません不安


ハイテンションな娘を前に、渋々、明後日体験に行く事を了承しました。


が……。


結局、娘は金曜日は行けませんでしたあせる


普段は夕方にある幻聴が朝からあったのでピリピリ


自分で施設に電話して、行けない旨を伝えたそうです。(※私は仕事でした。)

そして、

「月曜日に行きます!」

と次の予約も入れていました笑い


私は感心しました。

電話が大の苦手な娘真顔


「電話するくらいなら、無理してでも行く!」

と言うような娘なのですがあせる


それが自分で電話番号を調べて、電話して…。


まぁ、それだけ幻聴がキツかったのかもしれませんがもやもやもやもやもやもや


でもやはり無理は禁物です注意

娘も「再発」には非常に怯えているので。


「無理をしないこと。」


私が過剰に心配しなくても、娘は自分でちゃんと分かっているのかなー、とダッシュ


もう18歳にっこり


再発2回魂が抜ける魂が抜ける


私は静かに見守ります(笑)