先日、中学校の三者面談の席で次女が泣き出してしまい…
私と先生までもがもらい泣きをしてしまい…
結局、僅か15分の三者面談は全員が泣いて終わってしまいました
くれぐれも次女の進路へのアドバイスを宜しくお願いします、と先生に伝えていたところ…
後日、先生からお電話をいただきました。
我が家が母子家庭だという事もあり、奨学金が貰える私立の女子校の「特別進学クラス」のお話でした。
専願で受ければ、施設費も授業料も免除。更には月に3万円も補助が出るとの事。
娘の進路を色々と考えてくださり、ありがとうございます、とお礼を言うと…
「先日の三者面談が、自分の中でもすごく印象に残っていまして…」
と先生🧑🏫
私は三者面談では到底話す事が出来なかった、大切な話を聞いてもらいました。
中学校にもなると、余程のことがない限り担任の先生と話す機会はありません。
家庭訪問も1年生の時だけ
長女の病気の事で色々あったこの3年。
色々な想いを抱えて、次女は今日まで1人頑張ってくれました。
三者面談の日の涙が全てを物語っていました。
長女が発症した当時、先生も教科担当でした。
病気の症状が症状なだけに…
(幻聴で教室を泣きながら飛び出したりしていたので)
当時、娘に関わる全ての先生に、病気の情報共有はされていると聞かされていました。
「3年前のちょうど今頃に長女(姉)が発症して…」
私がそう切り出すと…
先生は長女の病気の事、やはりご存知でした。
この3年間、我が家は壮絶な日々だったこと。
閉鎖病棟に入院した姉の面会も、精神的に辛くなり途中からは行けなくなったこと。
本来、落ち着けるはずの家が全く落ち着けない状況だったこと。
そして何より…
私がこの3年間、長女の病気の事で精一杯で次女を放ったらかし状態だったこと。
賢くて優しい子だから、母親の大変な状況を察して、何一つ困らせる様な事もしたり言ったりしなかったこと。
だけど。
本来、とても神経質で甘えん坊な次女でした
一番甘えたい時期に、沢山我慢をさせて勝手に大人にさせてしまったこと。
私は一通り、先生に伝えたい事は伝えました
先生はまたもや少し涙ぐまれている様子でした
「正直、あの日の泣いている姿を見て私も驚いてしまって…
普段は本当にしっかりしている子なので。
普通の14歳の子が経験しないような事を経験していく中で、色々と抱え込んでしまったことがあるのかもしれませんね。」
もう…
「やっぱり金八先生だわー」
と私は感動してしまいました
そしてまた改めて…
娘とよく話して進路を決める手助けをしていきます、と約束してくださいました。
先生と話した後に、私はふと思いました。
次女のことは、私は結構、分かっているつもりでいます。
性格も「こういう子なんです。」と大体、人に説明出来ます。
だけど…
長女のことは???
私は今まで…長女の時の先生との面談等で、いつも何か「伝えきれない」モヤモヤ感を感じていました。
それは幼稚園の頃からなのか?
それとも小学生の頃から???
長女は、随分小さい時から私に気を遣っていたのでは?と思われます。
3歳の時に妹が産まれて「お姉ちゃん」になりました。
長女は人一倍、気がつく子でした。
自分だってまだ小さいのに、率先して妹のお世話をやいてくれました。
そんな生活の中で、いつの間にか「妹優先」的な自己犠牲精神が身についてしまったのかもしれません。
思い返してみると、事あるごとに長女が「身を引いて」くれていた気がします。
妹が駄々をこねると、自分がすっと身を引いてその場を丸く収めてくれていました。
私は子どもたちが小さい時は、本当に育てやすい娘たちだったので周りの人たちに比べて「ラク」に子育てが出来たと思っていました。
だけど…
それはすべて長女の自己犠牲のおかげで成り立っていたのだと、今になって気付きました。
長女は常に私の顔色を伺い、何か言いたい事があっても「言葉を呑み込んで」いたのかもしれない。
心配をかけたくなくて、嫌いなお友達の文句も敢えて言わず。
それを私は、
「人の悪口を言わないお人好しな娘」
だと認識していました。
本当は小さな胸の中で、そんなドロドロした汚い感情をどうにか処理して生きてきたのかも
そう考えると、思春期頃になって今まで蓋をしてきた感情すべてを処理しきれなくなって…
耐えきれなくなったのでは?と容易に想像出来ます。
対して次女は、自由気ままに生きてきました(割と)。
私にも言いたい放題だし、機嫌が悪い時はそのまま態度に出すし。
なので、私ともよく口喧嘩になります
小さい時から、お友達の悪口なんかもよく言っていました(八方美人なので家でのみ)
先生の悪口、学校の悪口…
まぁ、出るわ出るわ、悪口だらけ
だけど…
私に何でもよく話してくれていたので、私は次女のことに関しては、ある程度の理解は出来ていたのだと思われます。
だけど全く、そういった日常の愚痴や本音の部分を話してくれなかった長女のことは…
何一つ理解してあげられないまま、娘は遂に病気を発症してしまいました。
同じ様に育てたつもりなのに、どうしてだろうと考えてしまいます
持って生まれた性格の部分が勿論大きいのかもしれませんが…
未だに長女は、私に「悪」の部分を曝け出してはくれません。
私との意見の衝突を恐れてか、自分を強く主張したりもしません。
そういうところが長女の優しさでもあり、良さでもあるのかもしれませんが…
そこの部分がネックになって、なかなか幻聴も消えてはくれないのでは?等とついつい考えてしまいます
そして今日も、言いたい放題、やりたい放題の次女と私の口喧嘩を黙って見ている長女
娘が誰かの悪口を言ったからって…
娘が反抗的な態度を取ったからって…
母親の愛情は、何も変わらないんだよって長女に教えてあげたいです