通信高校へ転校した昨年は、3日登校したところで体調悪化した娘
その後、入退院を繰り返した為に、結局3日の午前中登校のみで高校2年の年は終了しました
幻聴再燃してしまい、レポート提出さえも出来ない程の状態だったので…
取れたのは僅か4単位
当初は、卒業が遅れてしまう事にショックを受けていた娘でしたが…
「中3から出来ていないままの勉強を、ゆっくり出来るチャンス」
と前向きに捉えて、頑張って前に進もうとしています
そういった考え方を出来るようになった娘の成長を感じます
心理のS先生が、本当に娘に的確なアドバイスをしてくれて。
うまく娘が精神安定出来る方向へ導いてくれているな〜とプロの仕事ぶりに、私は本当に全幅の信頼を寄せています
でも…何より一番変わったのは私なのかもしれません
娘が病気になってから、私の考え方は180度変わりました。
娘が健康だった時まで、私は娘たちに対して「普通」を求めすぎていました。
離婚してしまったので、
『周りに馬鹿にされたくない』
という想いが私の中にはずっと強くありました。
娘たちには母子家庭だからといって惨めな想いだけはさせたくなかった。
だから近所の幼なじみと同じように、習い事も一生懸命続けさせました。
勿論、無理やりではありません
小学生の頃って…娘たちは習い事を本当に楽しんでやっていました(と私は今でも思っていますが)
長女はピアノ、習字。
次女はピアノ、習字。3年生で「習字は嫌だ!スイミングに通いたい!」と言ったので、習字をやめてスイミング。
母子家庭で習い事の月謝を2人分はなかなかキツく
とくにピアノは大変でした
通っていたピアノ教室は、コンクールに力を入れてあって…
毎年必ず、何かしらのコンクールに出場させていました
先生に「どうする?今年もコンクール頑張ってみる?」
と聞かれると、必ずうちの娘たちは
「頑張る」
と言っていました
で、結局、思うように練習をしないまま本番に間に合わず…
「補講の嵐」
補講は一回3500円でした。
コンクール参加費だって高いのに!
それを2人分
コンクール前にはゲームばっかりして練習しない娘たちを鬼のように怒っていた私👹
「自分が出る!って決めたんやけん、
練習せんといけんやろ💢」
でもだからといって上を目指して子どもたちの尻を叩いていたわけでは決してありませんでした
一生懸命練習して、トロフィー🏆取らせてあげたいなぁくらいの気持ちだったのですが…。
下の娘はそれこそ、「適当に」頑張っていました(笑)
直前で集中して真面目にやっていたので、割と結果に繋がる事が多かったです。
変なプレッシャーは恐らく皆無でした(笑)
でもやはり上の娘は、そもそもの私の対処が間違っていたんだろうなぁ…と今となっては思います。
幼なじみの子たちとの競争等にも結果的にはなってしまうコンクール。
実力的には一番上手だった筈なのに、本番で割と実力を出せない子でした
極度の緊張からか萎縮していたのだろうと思います。
そして何より
「ママを喜ばせたい!」
という気持ちがものすごく強い子でした。
なので、結果が悪いと可哀想なくらい泣いて落ち込んでいました
それでも小さな地区大会ですが、金賞を1回🥇
全国大会でも銅賞🥉(この時は金賞狙えたのに本番で崩れ…)
この全国大会の時は、
「新幹線にまで乗って泊まりがけで行ったのに…ママごめん」
本当に涙を浮かべて申し訳なさそうに、私に謝ってきました。
「頑張ったやん!よかったよ!銅賞とかスゴイよ」
私は本当に心からそう思っていたのですが…。
お金が大変な事も分かっている娘は、私が思う以上に多大なプレッシャーの中にいたこと。
私はもっとあの当時から、分かってあげなくちゃいけなかったのです。
そんな軽い声かけではなく、もっと娘に寄り添った声かけを細心の注意を払ってしてあげるべきだった…。
雑な私の性格が、娘との足並みのズレを生み出していたこと…。
娘が病気になってから、ようやく私は気付きました
今の私は、もう「普通」に囚われない母親になれたかなーと思います
娘が病気になった時点で、「普通」の概念は完全に消え去りました
(それくらいこの病気との関わりは壮絶なものでした)
私が変わったからか…
それとも娘の中での私への誤解が解けたからなのか…
娘が病気になってからの方が、娘とは色々な事を話せるようになりました
そう考えると、病気も悪い事だけではないのかもしれない…と。
(ほんの少しだけ)思います
今学期初登校だった今日。
娘は緊張感の塊と化していました
車中でずっと無言なので、本当に分かりやすい娘です(笑)
一番後ろの席を取りたいから、と30分も早く登校。
私は午前中2時間…
近くのイオンモールで時間潰しです
でも…
なんとなくですが。
昨年の登校時よりは安心感がありました。
それはやはり、娘の状態かな〜と思います。
まだ幻聴残遺はあり、薬も多いのですが。
昨年よりも「悲壮感」がない
食欲もアリ。
気分の浮き沈みも見た目では分からないくらい。
地味に回復しているんです、きっと
帰る時間になり、迎えに行くと…。
もうヨレヨレ、ボサボサ、フラフラでやっとこさ歩いてくる娘
車に乗り込み、
「疲れた…」
と話したきり、こちらがあれこれ質問しても不機嫌な返答しかせず
こんな時はイライラせずに話しかけないのが一番です
私も娘の取り扱いが上手になりました
相当疲れていたので、幻聴を心配していましたが…
家に帰り、少しお昼寝したら復活していました
復活した娘は、
「今日ね、いきなり日直やったんよ〜。緊張した」
とかニコニコして話してくれました
今年は少しずつでも通えるといいなぁ〜
まだまだ手探り状態な日常は続きます