ここ最近の娘
薬の量は相変わらずですが…
そのおかげで幻聴の方は、少しずつ落ち着いてきている様子です。
ただ…
陽性症状が酷かった時には考える余裕さえも無かった不安が、じわじわと炙り出されてきている感じが見受けられます
例えば、学校の事。
勉強が人よりも遅れている事。
同級生のように毎日を楽しめてない事。
将来の事…。
幻聴に苦しめられる時間が減った事で、色々と冷静に考える時間が増えたからなのか…
最近の娘は、怖いくらいに活動し始めました
全日制高校時代の友達にLINEしたり。
LINEどころか、自分から積極的に電話したり。
中学校時代の地元の友達と待ち合わせしたり。
最初は、娘が元気になってくれて嬉しく思っていたのですが…
段々と心配になってきました
先日、ものすごく寒かった日に…
地元の仲良しの子と、制服で遊びに行きたい!と言い出しました
土曜日です。
私は仕事で居ません。
何日か前。
久しぶりに会えたその子とイオンにプリクラを撮りに行きたい!と言うので、私は車で送り迎えしてあげました🚗³₃
娘は本当に楽しそうで、私も嬉しかったのですが…
翌日、すごく疲れた顔つきになっていたので心配になりました
それから何日かしか経っていないのに、また遊ぶ?
いや…
元気ハツラツな女子高生なら普通の事なんだろうけど…
まだまだ幻聴だって不安定だし、あんた全然良くなってないよ???
私は心で叫びましたが
でも、「遊びに行きたい!」という娘にダメだと言うと…
たちまち気分がドン底まで落ちて、顔が能面になるのがお決まりで
言葉にするのはやめました
「土曜日はママは仕事よ!まだ電車も乗れんのに、どうやって行くん?!」
すると、
「じぃちゃん、乗せてってくれんかな?」と娘。
私は遂にイライラしてしまい…少しキツめに言ってしまいました
「そんな事くらいで、じぃちゃん使うのやめてくれん?もう75歳なんよ!
じぃちゃんを不必要にこきつかわんで!」
私の悪いところです
短気なあまり…つい言わなくても良い言葉を吐き捨ててしまいます
しかも言い方がキツい
私が言いたかったのは、父親ももう高齢なので…
なるべく他所のお子さんを車に乗せたりとかはやめてほしい、何があるかわからないから。
という単純な事だったんですけど
別に娘1人なら、イオンでも何処でも
「じーちゃんに車で送ってもらえば〜」
と言います、私
結局、私の真意は全く伝わらない言い方をしてしまいます
こんな母親と、決して言い返さない娘…。
娘が病気になってしまったのも、私の性格が災いしていたのだと本気で思っています
結局、娘は…
行きも帰りも歩いて行ってきました
イオンモールは諦めて、中学校の近くの図書館等が入っている町の施設で会ってきたそうです
極寒の日に、タイツも履かずに制服
しかも往復40分ほど歩き
私が仕事から帰ってきた時には、やや復活していましたが…
「いっぱい写真撮ったよー」
と見せてくれた写真🤳
勿論、女子高生2人組可愛く撮れていましたが
よくよく見ると、娘、ボロボロです
なんというか…
必死に歩いて行って(体力ないのに)
写真の目は「無」でした
それでも「楽しかった〜」と言っていたので…
心配でたまらなかったけど…
娘には良い事だったのかなーと
私のいらぬ一言で、娘に嫌な想いをさせた事。
反省しきりです
娘は今、やりたい仕事がみつかった!と勉強に前のめりになっています
いえ…
健康なお子さんを持つ親御さんが聞けば、
「素晴らしい!頑張って!!」
と単純にそうなるんでしょうけど…
私には娘の「焦り」にしか感じられず、ただただ心配が渦巻きます🌀🌀🌀
娘のなりたい職業は「医療系」の職種です。
やる気にみなぎった娘は、何校かのパンフレットを取り寄せたりしていました
私もパンフレットに目を通したのですが…
いや〜
これはなかなかハードだぞ
あちこちの病院に研修はビッチリ!
そして科目数はものすごく…
イベントも盛り沢山!!
挙げ句の果てには海外研修なるものまで
未だ電車にもバスにも乗れない娘です
病気を抱えていない健康体の人でも、ハードな職種というのは容易に想像出来ます。
まず、大学なり専門学校なりに受かるのもハード。
万が一、受かったにしても通うのもハード。
通ったとして国家資格に受かるのもハード。
国家資格に受かったにしても、働くのもハード。
結局…
現実的ではないんじゃないか?と娘に問いかけるも、
「いや、頑張る」
いやいやいや…
頑張らないで!怖いから〜!!
「もしこの資格とれて大学病院で働けたら…ママも自慢出来るね」
キラキラした目で娘が言いました
あぁ…
そうなのか。
勿論、娘自身がそんな職種で頑張りたい!という夢があるのは本当に本当で…
でも根幹には、同級生たちと同じように高校生活を送れなかった引け目があり…
誰に対してではなく、
「見返してやりたい!!」
という強い気持ちがあるのかな、と感じました
そして私に対しても…
「自慢出来るね!」
なんて言葉…
娘にそう言わせてしまった事。
そんな事を考えさせてしまうような子育てを、私は知らず知らずのうちにしてきたのだな…と何とも言えない罪悪感でいっぱいになりました
娘が病気になったからではなく…
今も昔も、私はずっと…
ただ娘には
「幸せになってほしいだけ」
幸せの形なんかはどうでも良くて…
優しくて娘の事を大切にしてくれる人と巡り会って
日々、健康で楽しく過ごしてくれればそれで良し
娘が笑って毎日を生きてくれるだけで良し
立派な仕事なんてない!
どんな仕事であれ、娘が笑って楽しく働ける職場ならそれが一番!
自分の稼いだお金で、楽しく自由に生きてほしいな
ただそれだけの望みしか母にはない事…
娘にはなかなか伝わりません
私の大好きなジャックスパロウのように生きてほしいな〜🏴☠️
絶対的な強さがあるからこそ、1人で自由に生きていける
賢くて頼もしくて…そして優しい
本当にカッコいい
私自身が周りの目を気にして生きてきて…
無難な人生ばかりを選択するような性格だったからか…
(それなのに決して無難な人生を歩んでいないというこの現実)
何故か辛い時にパイレーツを観ると、めちゃくちゃ元気が出ます
親なら誰しも、娘には楽しい人生を送って欲しいと願うものです。
だからこそ、あれやこれやと先回りして心配して…
要らぬ事まで言ってしまい
娘が病気を抱えてしまった事で更に…
母の心配性は加速の一途
娘自身の幸せは、娘自身で見つけるしかないこと
無理だけはしないでほしい。
無理せず…
がんばれ、娘