ちょっとした事がきっかけで、ここ2日ほど調子を崩していた娘
退院してからずっと調子が良かったので
無表情になった娘に2日間、朝の見送りをされた私は、正直生きた心地がしませんでした
きっと疲れが溜まってきたのだと思います
見るからに顔つきが変わってしまった娘
「3ヶ月ぶりに幻聴が出てしまうかもしれない」
と私はかなりビクついてしまいましたが
見るからに調子を崩して2日目…。
私が19時過ぎに仕事から帰ると、復活した娘の姿が
本当に…
顔つきにモロ出ます、うちの娘
そして、たちまち会話が成り立たなくなります
「心ここに在らず」状態です
復活した娘は、明るく笑っていました
夕飯を済ませ2人で話している時に、
「あんた、ここ何日か落ちとったよね?」
と聞くと…
「ちょっとねでも大丈夫!ちゃんと復活したよお昼寝、めっちゃした」
と娘
こんな風に私が体調の事を聞いて、娘がそれに答えてくれるという…
極々当たり前の事でさえも、以前は出来ませんでした
私に対する被害妄想が酷く、幻聴が私の声だった…というのもあるのかもしれませんが
とにかく、私が体調の事を聞いても取り付く島がありませんでした
そして、主治医や心理の先生、看護師さん達には、
「母親には気を遣って話せない」
と相談していた娘
面談や面会の度に、嫌というほどそう聞かされていた私は…
やり場のないモヤモヤした気持ちをずっと抱え続けていました
(当たり前の事ですが)みんなが娘の味方で
私1人が責められているようで…
「私がカウンセリングを受けたいわ」
なんて心の中で毒づいていました
あの当時…
私のメンタルもよくもったなーと、本当にそう思います。
あの頃は、仕事でも普段ではあり得ないミスを連発したりしていました
顔もやつれていました
ギリギリの綱渡り状態だった私
もうあんな思いは懲り懲りですが、またいつそうなるやもしれません
この病気と関わっていく、というのはそういう事なんだと今は理解しています
でも年も取っていくし、正直…
自分に自信がありません
娘が復活した次の日が受診日でした🏥
娘はちゃんと、主治医にも調子を崩していた事を話していました。
私は、本当に幻聴が起きていなかったのかが気になっていたので聞いてみると…
「本人もハッキリと『幻聴はなかったので、頓服は飲んでいない』と言っていたので大丈夫だと思いますよ。」
と主治医👩⚕️
私に心配をかけたくない娘は、幻聴が起きた事を隠しているのでは?という心配もありました
取り敢えずは本当に一安心しました
娘が、
「お母さんがこの頃は、体調が悪い事を察知してくれるので生活しやすくなった…」
と主治医に話したそうです
私自身、特に意識して変わったわけではないのですが…
病気への理解、娘への理解が自然と身に付いてきたのかもしれません
まだ娘が発症して間もない頃…。
高校入試を控えた時期に、たった1人幻聴に苦しむ娘が可哀想で可哀想で…。
迎えに行った中学校で涙を流す私に、スクールソーシャルワーカーのMさんが言われました。
「でも、本当に発症したのが今この時期でよかったと思いますよ。
まだ未成年なので、周りの目が行き届き、支援が受けやすい時期です。
大人になってからだと、〇〇(娘)は孤立してしまって大変な事になっていた可能性だってあります。
中学生の今だったから、お母さんはじめ、学校の先生なり私なり…色々な大人が助けてあげられるじゃないですか」
その当時は、ボンヤリとしか言われた意味が分からずにいました。
でも今日の診察で、なぜか私はあの時のMさんの言葉をふっと思い出したのです。
まだ高校生の、未成年の娘だから、こうして私が診察にも連れてきているけれど…。
これが娘が大人だったら…
きっと娘は、私に心配をかけまいと1人で受診するだろう。
そうなると、私は娘の病状も理解出来ずにずっと過ごす事になり…。
娘はずっと1人で辛い病気と向き合う事になったのではないか…。
娘の性格からすると、きっとずっと私には隠し続けるだろうと思われます。
娘の病気と向き合うのは怖くて辛いけれど…。
娘にたった1人孤独に、病気と闘わせる事態にならなくてよかった…。
頼りない母親だろうけど
1人より2人の方が、少しはマシなんじゃないかな〜
そんな事を今日は考えた1日でした
最近、老化が著しい私
「杏仁豆腐」が美容と健康にいいらしい…というのを聞いて、夜寝る前に食べているのですが
KALDIのパンダ杏仁豆腐が好きだったので、それを買って食べていました🐼
すると娘が、
「杏仁豆腐って作れるらしいよー」
と調べてくれて…
なんと作ってくれました
これがパンダ杏仁豆腐🐼に負けず劣らず、めっちゃ美味しいんです
寝る前に、娘も私と一緒に食べるようになりました
相変わらず、食事は少しずつしか摂れない娘ですが、「杏仁豆腐」はほんの少しですが毎日食べています
私の肌具合は全く変わりありませんが
心なしか娘のお肌はツルンとなってきているような
ゼラチン効果なのか何なのか、薬のせいで酷い便秘だった娘が、最近すごく「いい感じ」らしいです(笑)
そうなってくると、美容には無関心だった娘も、
「お肌のために」
などと言いながら率先して食べるようになりました
2人で杏仁豆腐を食べながら、夜…
色々な事を話すのが、最近の日常になりました
こんな当たり前の穏やかな日常が、ずっと続けばいいのになぁ…と思います