先週、入院後の初めての面談で、
「徐々に刺激を与えて様子(幻聴の出方)をみていきましょう」
と言われてから一週間
先週はまず、スマホが解禁になりました📱
そして私との面会も解禁!
スマホと私との面会の刺激で、幻聴が酷くなっていないか…
私はものすごく心配していましたが…
先週の面談で先生に言われた事を、私は忠実に実践していました
LINEの連絡が多すぎ
体調の良し悪しはあまり聞かない方がいい
心配のし過ぎは連鎖する
とにかく心配のあまりに、入院直前は日に3回も体調を聞いてしまっていた私…。
面会から一日空けて洗濯物を取りに行った時に、看護師さんからチラリと
「面会の後、少し幻聴があったようです」
と聞かされ青ざめた私は、決意しました
「私からの連絡はしないでおこう」と…。
土曜日の夜に、わんこの写真だけ送った後は、一切連絡はしませんでした
すると…
私は気付いたのです
娘と連絡を取らないので、娘の一日の幻聴頻度、体調、食欲…私には勿論一切分かりません。
それでも極力、心配はしないように普通に生活していると…
なんと!!私の体調が整ってきたのです
仕事中に、娘の体調を気に掛けないようになった
幻聴が起きる度の落ち込み(母)がなくなった
夜、しっかり眠れるようになった
私は正直驚きました
娘との連絡を抑えたくらいで、こんなに私の状態が劇的に変わるなんて
そもそも私が心配しようがしまいが、娘の幻聴が消えるわけではありません
当たり前の事なのですが…
そんな単純な事に今更ながら気付くなんて。
調子の悪い娘と日々生活する中で、知らず知らずのうちに私は、自分を見失っていたのかもしれません
一週間ぶりの主治医との面談で、早速その話になりました
やはり娘は相当に私からの体調伺いLINEがストレスだった模様です
「最近LINEの連絡はどうですか?」
と聞かれたので、
「もうこちらからのLINEは一切やめてみました!」
先生は笑って、
「〇〇ちゃん、いい感じだと言っていましたよ」
いい感じって…
そんなに嫌がられていたなんて
先生に、LINE連絡をやめたら私の体調が良くなった話をしました
先生は笑って、
「それでいいんじゃないですか?
どのみち頓服の管理はお母さんにしてもらいますので、お母さんが仕事から帰られてから『今日は頓服飲んだよ』と事後報告的な感じで。
その方がお互い辛くなくていいと思いますよ」
と仰いました。
そして
先生のお話では、幻聴は落ち着いているとのこと
一週間前の面談の後、スマホと私との面会が解禁された日の深夜
「幻聴があった」
と起きてきたらしいのですが、頓服は飲まずに済んだらしいです。
先生曰く、
「頓服も飲まずに済んでいるし、もしかしたら夢だったかもしれないです。
これはちょっとわからないですね。
幻聴疑いです。
そして、今日まで一度も幻聴は起きていません」
私は胸を撫で下ろしました
娘を一番苦しめていた症状が幻聴でした
「希死念慮」も今はないそうです。
幻聴のせいで、きっと死にたい気分になっていたのではないかなーと思うのです
人が居るところは嫌だと言って、ずっと自室に篭って鶴を折っているらしいですが
穏やかに過ごしている様子です
食欲は相変わらず、ないそうですが
それでも7〜8割は言われなくても自分で食べられるようになってきたとのこと
本当に少しずつ少しずつ…
回復してきているのかもしれません
先生との面談の後、娘との面会でした
調子がいいと聞いていたので、私は少し安心していたのですが…
一目見た娘は、とても小さくなっていて元気がありませんでした
面会室でも話が弾まず
表情も能面でした
「調子、いいの???」
と私の頭の中は疑問符だらけでした
面会が終わり鍵を閉めてくれたのが、最初の入院の時に担当だったHさんだったので、
「調子、本当にいいんですかね??」
と思わず聞いてしまいました
Hさんによると、食事も入っているし、前に比べたら調子は良さそうですよ〜とのこと
先生も、Hさんも「調子はいい」と言っているので本当にいいのだろう、とようやく私も納得しました
少しHさんと話して帰ってきたのですが…
Hさんは年配のベテラン看護師さんで、母親としても私の大先輩でもあります
先生にLINEのし過ぎを注意された話をしたら、
「心配しちゃいますよねー
〇〇ちゃん、特に自分から言ってくれる方じゃないからね。」
そうなんです言ってくれないから私、心配し過ぎてしまうんです
さすがHさん。
よく分かってくださる
「私も心配し過ぎちゃって、患者さんに『お母さんみたいでウザい』って言われた事があって」
2人で大笑いしました
「あんまり心配し過ぎちゃうと、お母さんまで身体壊してしまうよ。
でーんと構えてていいんです!
自分の娘なんだから、そんなに気を使う必要もないし!
お母さんの愚痴はいつでも私が聞きますから」
最初は厳しそうで少し苦手だったHさん…。
2度の入院で、すっかり私の一番頼れる看護師さんになりました
帰りの車を運転しながら、Hさんの言葉、
「自分の娘なんだから気は使わなくてもいい…」
ずっと耳に残っていました
あたり前の事にふっと気付かされたのかもしれません