2006年から始まった美里祭りの第2回目は横浜で行われた。横浜みなとみらい新港埠頭特設ステージ。今は横浜ベイホテル東急になっている、当時のパン・パシフィック・ホテルのクラブフロアでリッチに過ごしたよい思い出である。ライブは最高で、それまでなかなか聴くことが出来なかった「夏のカーブ 」と「Tokyo Calling 」を生で聴くことが出来たし、この年に発売されたアルバム『ココロ銀河』の「夏だより」と「輝く道」を聴くと、今でもあのライブの空気感を思い出す。お洒落で大人な空間。最後の方はだんだん雨が降り始めていたのだが、幸い私たちの座席は出口に近く、終わると速攻でホテルに向かった。そして到着したとたんに大雨となり、その大雨を眺めつつ、クラブで飲むジン・トニックがとても美味しかった。
この年は演奏も頑張っていたし、はじめて短期大学での非常勤講師の仕事をいただいて、自分が自分の人生の未来を最も明るく感じていた勢いのある時期だったように思う。はじめての一人暮らしでは実家のアップライトを持って出たのだが、グランドピアノを購入して、隣の駅へと引っ越したのもこの年だった。渡辺美里のライブだけでなく、ピアノのリサイタルにも毎月2回から3回くらいは行っていた。論文2本という目 標も達成して、とても充実した一年だった。
それと共に、それまで長く働いていた京セラドーム大阪の仕事を辞めた。人前でサービスするのはこの年が最後、と決めて、非常勤講師をしつつ、人前に出ない仕事をはじめたのだった。
