読響 第257回土曜マチネーシリーズを聴きました。
2023 5.13〈土〉 14:00  東京芸術劇場

指揮=沖澤のどか
ヴァイオリン=三浦文彰

エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 作品61
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」作品24

 

エルガーのソロを弾いた三浦文彰は、16歳でハノーファー国際コンクール史上最年少優勝。大河ドラマ「真田丸」のあのバイオリンが耳に残っている人も多いことでしょう。使用楽器はストラディバリウス1704年「ヴィオッティ(Viotti)」。カレーハウスCoCo壱番屋創業者の宗次德ニ(むねつぐとくじ)さんのNPO法人から貸与されているもの。

演奏家の技量と相まって、野太いというか芯のある、美しくまた繊細な響きでした。

 

プログラムを通して糸を引くような美しく伸びる音が気持ちよく聴かれました。

指揮の沖澤のどか。今回初めて生の演奏に接しました。

ワーグナーとR.シュトラウスは切れ目なく演奏されました。
小柄ながら指揮は優美で演奏後は観客から掛け声も聞かれました。

 

イメージは読響HPより拝借