今日はちょっと真面目な話です。
私が25歳で手術(開胸)を受けた時、病棟看護師長さんや担当医がよく、「生きがい」という言葉を使われてました。
同じ病棟に、大腸がんで10回だったかもっとだったか忘れたけど、何度も何度も手術を経験された、おばあちゃんがいました。
大腸がんになってからは、自宅にいる日数よりも病院にいる日数の方が多いという、おばあちゃんでした。
そのおばあちゃんが、
「生きがいを見つけないとね」と師長さんや担当医に言われたそうです。
生きがいと言うと大袈裟に考えがちだけど、師長さんや担当医が言う生きがいは
~~これをやっている時は楽しい~~、というものがあればいいね、とか、
~~これだけは失いたくないもの~~ を持てると良いね といった感じです。
私も入院中に、師長さんと仕事の話をしていて、「それがひみこさんの生きがいなのね」と言われました。
その時、仕事が生きがいだなんて思ったことはなかったので、えっ と思いましたが・・・
当時は栄養指導や料理の紹介などをやっていました。
仕事は嫌いじゃなかったけど、毎日9時前には職場に入って、17時までは仕事をしないといけない。時には帰宅が19時や20時になることもあって、しんどいなあ~、と思う事も多々ありました。
料理を紹介する記事は、某新聞に掲載されていたのですが、
師長さんが「あの記事は時々切り抜いて参考にさせて貰ってるわよ!へえ~ひみこさんが書いてたの?!これからはあの記事を見るのが楽しみになるわぁ~」と言って下さって、凄く励みになりました。
それ以来、確かにやりがいを感じたけど、その当時はそんな風に考えてこともなかったなぁ~。(この仕事は、その数年後に若い子に譲ったので、今はこの仕事はしていません)
退院してだいぶしてから、何かの用事で病院に来たついでに元気な姿を担当医だった先生(当時29歳)に見せに行った時にその先生が
「こうして元気な顔を見せくれたらもう最高や!これが俺の生きがいや」
と、ちょっと目をウルウルさせて言ってました。
色々と苦労かけたからね。
担当医にとっては&その病院にとっては、初めての手術だったので、
間接的に ”(まだ4年目の)先生じゃ不安だ・・・” みたいなことも言うてバタバタさせたし・・・ (執刀医は42歳だったけど、遠方から2泊3日での出張手術で、術前術後の管理はこの4年目の担当医にかかってた)
その時は、ああ~、やっぱり先生たちは仕事が生きがいなんだなあ~。なんて思ってました。
でも今考えると、私もその当時、師長さんが言っていたように、仕事がプチプチ生きがいだったのかもなあ~、って思います。
話変えるけど、
小林麻央さんがブログを始められましたね。
良い主治医に出逢えたようで、ホント良かったな、って思います。
GOOD タイミングで「癌の陰に隠れないで」と麻央さんに言われたのではないかな?と思います。
この先、ブログを綴ることが麻央さんのプチ生きがいの1つになればいいですね。
今の私の「プチいきがい」と言うか、「これをやっている時は楽しいこと」って何かな と考えると、
料理、ピアノ、仕事 かなあ・・・・・って思う。
体調が良い時に料理をするのは、楽しいんです。
たいてい鼻歌歌いながら、やってます。
料理って、頑張った成果がすぐに出るからね。
自分で作ったものが美味しかったらすごく嬉しい美味しいものを食べると「しあわせ~」って思える。努力が即報われるから、好きやねん
仕事も嫌いじゃない。
ずっと前、某健康情報番組を見てると某Drが「更年期を幸せの年期の幸年期や好きな年期の好年期にしてください」って言って、司会者が「上手いこと言うなあ~」などと言ってるのを見て、
「あっ!それ!私が書いた駄洒落やん」と思ってたら、Dr.が「いやいや!僕が考えたんじゃないよ。台本に書いてあるんだよ」と言ってて、
それを、(´艸`*)ふふふ、って感じで見てるとき、ほんのちょっぴり幸せな気分になってました。
単価が安いことは不満だけど、でもこの仕事は好きかも。
ピアノ も、色々な曲を弾いている時は楽しい
ブログを書くのや皆さんのブログを読むのも、プチ生きがいかもしれません。
みんなありがとうね!
病気になると、できなくなることも多々あるけど、小さな生きがいは失いたくないですね。
きっとみんなにもあると思うよ。これをやってるときは楽しい ってこと。
ちいさ~な幸せを感じる時。
旅行だったり、美味しいものを食べることだったり、子供の成長だったり・・・・etc
人それぞれ、色々だと思うけど。
これをやっている時は楽しいってことや、失くなったら困る事は、失わないようにしたいね。
麻央さんのブログを見て、ふと「生きがい」という言葉を思い出しました。
では、どうぞ良い1日を! Have a nice day!!
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皆さんのブログをなかなか読めずにいます。ごめんね~。
またゆっくりと読むからね~。
気長に待っててね~。