死刑執行は法相の重大任務、葉梨法相の有言實行に期待する | 日本國人

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令和元年・紀元2679年10月1日開始。

 毎日新聞記事”「死刑のはんこ押す地味な役職」失言で厳重注意 葉梨法相、辞任は否定”より。

 

 ”松野博一官房長官は10日、「死刑(執行)のはんこを押す地味な役職」などの失言があった葉梨康弘法相と首相官邸で会い、厳重に注意した。葉梨氏は面会後、記者団に「(松野氏に)法務省の職務を軽んじるような印象を与えたとすれば、率直におわびを申し上げると伝えた」と述べた。松野氏は「軽率な言動はないように」と注意したという。葉梨氏は「言動には慎重を期し、職責をまっとうしたい」と辞任を否定した。発言については「一部を切り取られた」として撤回する考えがないことを示した。

 葉梨氏は9日夜、東京都内で開かれた自民党衆院議員のパーティーであいさつした際、法相の職務について「朝、死刑のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」と発言。「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題に抱きつかれてしまい、問題解決に取り組まないといけない。私の顔もいくらかテレビに出るようになった」とも語った。

  法務行政トップで、死刑執行命令の権限を持つ立場としての今回の発言に、批判が強まっていた。

 

 それにしても、葉梨法相が”「朝、死刑のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」と発言”したのを、”「死刑(執行)のはんこを押す地味な役職」などの失言があった”とは、毎日新聞の惡意もしくはバカさ加減を表す、ひどい切り取りだ。葉梨法相が言ったことは、全くもって、事實を正しく述べている。”発言については「一部を切り取られた」として撤回する考えがないことを示した”のは、もっともな對應だ。

 それはともかく、”死刑のはんこを押す”、すなわち、死刑執行が確定した死刑囚を、速やかに死刑執行させることは、法務大臣たるものの、最重要任務の一つであろう。殺人等、重大な犯罪を犯した者は、死刑判決を受け、執行される。これがきちんと實行されてこそ、國家の治安が保たれるというものだ。葉梨法務大臣には、是非、有言實行、歴代法相の怠慢もありたまりにたまっている死刑囚に、毎朝肅々と死刑の執行を命令して頂きたい。

 しかし、昨今のずさんな取り調べや裁判を見るにつけ、冤罪の可能性がある死刑囚も居るかもしれぬ。そういう疑いがある死刑囚に對しては、これまた速やかに、再審命令等を出す。これもまた、法務大臣の、法務大臣にしかできぬ、最重要な任務の一つであろう。

 いずれにせよ、葉梨法務大臣には、故森山真弓元法務大臣、上川陽子元法務大臣をはじめとする、名法務大臣を超える活躍をなさり、今囘の發言が、失言ではなく名言として残るような仕事ぶりを期待したい。

 

紀元二六八二年 令和四年 十一月一〇日