英国東洋艦隊壊滅の日 | 日本國人

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令和元年・紀元2679年10月1日開始。

 本十二月十日は、世界戰史上、重要な記念日だ。開戰日十二月八日に、我が國の空母部隊が搭載する海軍航空部隊が、長駆太平洋を横断して布哇真珠湾を空襲し、太平洋艦隊の過半を撃滅してしまったことは、あまりに有名である。これはこれで、世界海戰史上も重要な記念日であることは間違いない。しかし、この戰いは、停泊中の艦隊を攻撃したものであった。

 それに対し、昭和十六年十二月十日に行われたマレー沖海戰は、洋上を戰闘できる態勢で航行中の、しかも当時の英国では最新鋭であった無傷の戦艦プリンス・オブ・ウェールズおよび巡洋戦艦レパルスを、大日本帝國海軍陸上基地航空部隊の、一式陸上攻撃機および九六式陸上攻撃機という、航空機のみの攻撃にて撃沈した、世界最初の戰闘であった。さらに、この戰いにより、猖獗をきわめてきた、”イギリスの蛮行”でも述べた英国による亞細亞侵略の象徴とも言えるイギリス東洋艦隊が、亞細亞日本の攻撃により壊滅したのである。この世界史的意味は、極めて大きい。マレー沖海戰の大戰果とイギリス東洋艦隊の壊滅が、インドやビルマ、それにマレーといった、亞細亞におけるイギリス植民地が独立する大きなきっかけになったのだ。

以下に歌詞を記す”英国東洋艦隊潰滅”は、このマレー沖海戰の様子を見事に表現した名歌である。

英国東洋艦隊壊滅 【歌詞】 

一、 滅びたり滅びたり 敵東洋艦隊は マレー半島クワンタン沖に いまぞ沈みゆきぬ 勳し赫たり海の荒鷲よ 沈むレパルス 沈むプリンス・オブ・ウェールズ 

二、 戰えり戰えり わがつわものらは 皇國の興廃を いまぞ身に負いぬ 傲れるイギリス東洋艦隊を すさぶ波に沈め去りぬ 

三、 記憶せよ記憶せよ いざ永遠にこの日を 打ち向う敵艦を 一挙屠り去りぬ 開戰三日目に早この戰果ぞ 沈むレパルス 沈むプリンス・オブ・ウェールズ 

四、 萬歳ぞ萬歳ぞ 聞けあがる勝鬨 マレー半島シンガポール はやくも破れさる 無敵の海軍みよこの荒鷲 勳仰げ仰げ勳

 

歌詞にあるごとく、十二月十日は、永遠に記憶すべき日だ。

 

令和元年・紀元二六七九年 一二月十日