月読命  4  月読尊・月夜見命・月弓命 | 大山蓮華

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謎解きをしています

 

 

                                     弁才天さんを探して   18

                                     追跡  月読命

 

 

 

 

 

   月読神社の三神

 

 

 

 

   中国の古い文献には

   「一支国」という記載があります

   

   大辞林によると

   「魏志倭人伝」の一支国(いきこく)は

   壱岐島のことで

   弥生時代中期・後期の原ノ辻遺跡が中心集落

 

   原の辻遺跡は

   紀元前2~3世紀から 紀元前3~4世紀にかけて形成された集落遺跡跡で

   「魏志倭人伝」の「一支国」の王都と特定されています

 

 

 

   また

   魏志倭人伝には「月氏国」という記載もあります

 

 

 

 

   「月氏国」は

   遊牧民族で 始皇帝の時代には強盛だった・・・らしい

   東アジアから中央アジア~インド北部に存在したと伝えられています

   紀元前2世紀頃 匈奴に敗れて

   「月氏」は 一部が「大月氏」 一部が「小月氏」となって

   その一部は 徐福と共に渡来したとも伝えられている・・・らしい

 

   秦の徐福は2度渡来していますが 1度目は紀元前219年とされています

   腹の辻遺跡の形成の紀元前3世紀に一致します

 

 

   月氏の一部は 天山山脈の北方に移動したと伝えられていますが

   「弓月国」という国も天山山脈の北にありました

 

   弓月国には ペルシアの民も合流して

   弓月国の王(融通王)は 応神天皇の時代に(3世紀頃?)

   秦人(ペルシアの民)と共に渡来している・・・らしい

   

 

   

 

   「月氏国」・「弓月国」や「月氏」・「秦氏」というのは 

   中国の古文書による呼称で

   ペルシアの民は「秦人」とか「秦氏」といいます

   秦の国から渡来した人々も「秦人」とか「秦氏」といいます

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   弥生時代には壱岐島は一支国(いきこく)と呼ばれていました

 

   原の辻遺跡の北にあるオンダケ山(男岳山)山頂に男岳神社が鎮座しています

   

 

 

 

月読神社は芦辺町の芦の字のあたり

 

 

 

 

   弥生時代に月氏の末裔が渡来して

   

   そして 3世紀頃?弓月国からも渡来していました

   

 

 

 

   月読神社は

   月氏の末裔がオンダケ山に

   先祖の霊を祀ったのが始まりかもしれません

 

   月氏の先祖霊は 月神と呼ばれるようになり

   その社は のちに月読神社と呼ばれるようになったが

   その社は麓の地に遷座した

   

   その後 海神や龍神が併せて祀られて

   さらに八幡神が祀られたことで

  箱崎八幡神社と呼ばれるようになった

 

   

  

   男岳山山頂には

   現在は 猿田彦を祭る男岳神社がありますが

   元は 壱岐氏の子孫の 壱岐真根子の孫の太田彦を祀っていました

 

 

 

   月読神社に三神が祀られているのは

   大月氏の先祖霊が 月読命

   小月氏の先祖霊が 月夜見命

   弓月氏の先祖霊が 月弓命

   ということでしょうか

   

 

   月読神社では 三神いずれも同じ神さまと説明しています

   大月氏・小月氏・弓月氏も 同じ月氏です

   

 

 

   男岳神社の神職は現在 吉野氏ですが

   壱岐氏の末裔と伝えています

 

   月氏が 壱岐氏に変わったと思われます

   

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

   山の神が 何故 オコゼが好きなのかわかりませんが

   鎌倉時代の陰陽道の文献に

   次の一文が出ているそうです

   「 京都の山の神祭り オコゼという魚供うるなり 」

 

 

   オコゼは顔はとても醜いが 腹はきれいなので(身はとても美味しいらしい)

   山の神は 邪心の無い心のきれいな人を好むようです

 

 

   月読さんは オコゼの好きな女神さん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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   追記

 

   今朝 ベランダから「光の柱」が観えました

   日本列島が穏やかでありますように